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いろいろ学べます! Vol.125

レディを磨く アルゼンチンタンゴ

タンゴでレディをめざそう

アブラッソ(抱擁)の効用

タンゴの際立ってユニークな点は、100%即興で、そして抱擁(アブラッソ)のなかで踊られるということ。
即興で踊られるペアダンスではサルサやスィングなどがありますが、これらはベーシックステップが決まっており、また女性と男性が離れて踊ることもあります。
しかしタンゴでは、一歩ごとに全て男性のリードがあり、男女が離れて踊ることは全くありません。
そしてなによりも、タンゴ上手は、抱擁上手、なのです!
男性はいかに心地よく音楽に乗って、女性を包み込み安心させられるか。
女性はいかに男性の踊りを楽しみ、言葉のない踊りの世界で相手と会話が出来るか。

日本人の私には、この抱擁の経験は皆無でした。
家族や友人同士であっても体で感情を表現することの少ない私たち。奥ゆかしさや相手を尊重する日本の文化の美しさを私は愛しています。そして対極にある、家族や仲間に大好き!と言葉やキスと抱擁で表現出来るラテン文化も素晴らしいと思います。

その日本とアルゼンチンの二つの文化が交わると、、。
なんとも可愛らしい女性像がうかんできませんか?

デートやダンスのなかで男性のリードに従うことも、チャーミングな目配せでお願いごとをすることも、どちらもレディの特権であり、男性はその両方を女性の魅力だと感じるようです。
女性らしく自己主張をすることが苦手で男性と競い合ってしまったり、上手にNoを伝えられない、男性の素敵なところを素直に褒められない、そんな私たち現代の日本女性のもつジレンマ。でも男性と競い合うのではなく、男性に自分を委ねることをタンゴでは経験します。たったの1曲3分間。その3分間だけでも男性を立ててみると、案外と肩の荷が下りて、男性のたくましさに気付けるかもしれません。
そしてその男性の腕のなかで、やわらかで繊細な包容力と素直に感謝を伝えられる自分を発見するかもしれません。

ミロンガを体験してみよう!

ミロンガ(ダンスホール)でお誘いを受けるには、素敵な笑顔、これが何よりの秘訣。
お気に入りのドレスと自分を美しく見せてくれる少しのメイクアップ。背筋を伸ばしてレディらしく座っていたら、きっと男性は放っておいてはくれません。
そして男性に目配せで誘われたら、目をそらさないで!日本人の私には、これが本当に難しいです。12年踊っていても、踊りたい素敵な男性だとドキドキして下を向いてしまうこともしばしば。でも彼が選んでくれたということに自信を持って!
彼が素晴らしいダンサー、または魅力的な男性だったり、あるいは誘い方がチャーミングだから、、、お誘いを受けるには様々な理由がありますが、大切なことは、私がその男性を抱擁する気持ちがあるかどうか。これからの約15分間を、その男性の腕のなかで過ごすのです。
素直に踊りたいと思わないのなら、お誘いに乗る必要はありません。
男性からすると、女性には楽しんでほしいのです。女性がいくら上手でも、つまらなそうな相手を胸に抱いて15分はきついものです。そのために、タンゴでは目配せという何とも気の利いた誘い方なのです。これなら踊りたくないときは目をそっとそらすだけ。面と向かっていやです、とは言わないですみますものね。

目を合わせて誘ってくれた男性と踊りたいなと思ったら、軽くうなずいて誘いを受けフロアで彼と向かい合います。この時点で、二人は対等です。どちらの方が上手とかそんなことは関係なしに、一緒に踊ることを望んだ二人だから。
抱擁は形ではなくて、愛情の表現方法。それは、友情や親愛、時に男女の愛情、あるいは音楽を通して生まれる情熱かも知れません。でも大切なことは、心を込めて、お互いをいつくしんでその数分間を過ごすこと。

そして、アブラッソ(抱擁)。
相手がどんな男性か、この最初のアブラッソで、もう感じることが出来ます。
ドキドキしているのか、自信のある男性なのか。優しさにあふれた人なのか。でもどんな男性であっても、私たちに素敵と思ってもらいたい、可愛らしさのあふれる男性たちばかりです。
そしてこちらのことも男性にはお見通しですから私たちも自分らしく、男性の手を握り、背中に手を回して、踊り出しましょう。

ミロンガでは、3~5曲がセットになって流されます。特別なことがない限りはこのセットの途中で席に戻ることはありません。
タンゴは100%即興、すなわち全てがリード&フォローで踊られますから、そのテクニックはとても精密です。歩幅や角度もミリ単位でリードされているのです。
最初は何はともあれ練習が必要ですが、その分、一生踊り続けても飽きない奥の深さがあります。そして音楽の表現も無限大。呼吸を通じて相手と音楽と一体になったら、自分らしさを表現出来るようになります。私たちはフォロワーですが、そのリードの合間に自分らしさを忍ばせていくことができたら、タンゴ上級者。
私たちは一人一人違う身体、違う感性を持っています。クラシックバレエのように決まった形のないタンゴだから、常に美しくある必要も、常に正しくある必要もありません。でも、いつも相手と自分を大切に出来ること。タンゴと、タンゴの仲間たちをリスペクト出来ること。タンゴの鍵は、人間関係の鍵でもありますね。

アルゼンチンタンゴダンサー/インストラクター
斎藤 るい

詳しいプロフィール、レッスンスケジュールなどはこちらをご覧ください

HP: http://www.ruisaito.weebly.com

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