Vol.160 読んで学べる自分磨きコラム

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着物で輝く女性へ変身

着物のお洒落は季節先取り

季節先取りとは

着物は、洋服よりも柄が布の多くを占め、季節を重んじる衣服です。四季の花々、季節の行事、日本人が昔から過ごしてきた四季折々の風物詩を着物の柄にすることによって、これから迎える季節を楽しんでいたのも日本人の美徳であります。また、暑い夏に雪を連想させ、涼しさを感じてもらう演出も、また日本独特の考え方かと思います。着物の場合には、1年の始まりをお正月からと考えます。どの季節も、四季や行事の流れを考え、過ぎては着ないことが鉄則となっています。
ここでは、四季の大まかな柄の流れを下記に示します。

春(1月から4月)

新春は、おめでたい柄として宝尽くしや松竹梅、季節の花として福寿草などが多く用いられます。は2月いっぱいまで、桃の花は、桃の節句の頃まで。
は日本の花なので、お正月から4月の桜が散る頃まで着ることができます。

夏(5月から8月)

5月になると、端午の節句を迎え、菖蒲あやめ・杜若藤の花が主に多く用いられます。
6月に入ると紫陽花、真夏は、秋を連想させる秋の七草蜻蛉柄、涼しさを求めて雪の結晶柄も用いられます。

秋(9月から10月)

9月は重陽の節句を迎え、10月も引き続き、菊や紅葉が主に多く用いられます。
また、十五夜、十三夜が9月・10月にあるため、お月様や兎の柄も多くみかけます。

冬(11月から12月)

11月になると、木の葉やさざんかがお目見えしてきます。また、お茶の世界ではお正月を迎えるので、椿柄も多く見られます。12月に入ると、近年は、柊やクリスマスにちなんだ柄が多く見受けられます。

色で感じる季節

日本の伝統の色には、赤色・黄色・緑色などの色の区別の他に、色々な名前が、付けられています。同じオレンジでも、色の明るさや鮮やかさによって夏を感じたり、秋を感じたりできるのは、日本全国で四季折々の季節に咲く花も違い、太陽のまぶしさも違っているからです。それだけ変化に富んでいて、色に溢れている国だからこそ、色にも沢山の名前が生まれ、色を識別していたのです。

春の色

桃色・桜色・菜の花色、春の代表的なお花の名前でも春を感じていただけます。

夏の色

新緑の季節になってくると、若竹色・若芽色・若草色といった芽が出始めた名前が多くなってきます。

秋の色

柿渋色・栗色・柿色・照柿色とこちらも秋の食べ物の名前が多く付けられています。

冬の色

黄朽葉色・枯茶色・漆黒色、こちらもどことなく物淋しい色の名前が多く付けられています。

このように、日本の色は、その名前を聞いただけで、どんな色かだけではなく、季節までも想像できる色の名前を用いて、季節を楽しんでいるのです。あなたも色で季節を楽しんでみませんか?また新たな発見があるかもしれませんよ!

谷 加奈子

プロフィール

丸や呉服店
谷 加奈子

東京都大田区蒲田にある丸や呉服店の三代目。小さい頃から着物が大好きで、毎日、着物に触れていることに幸せを感じています。現在は、一人でも多くの方に着物の楽しさを伝えたく、着付け教室を始め、季節毎の和のイベント、歌舞伎鑑賞会、着物に関するワークショップを開催しています。着物雑誌「七緒」「きものサロン」を始め、新聞やテレビ・ラジオなど多岐にわたって活躍中。

【丸や呉服店】
http://www.kimono-maruya.com

◆「日本の美が宿る"江戸の粋・伊勢型小紋展"」 平成25年4月22日(月)~30日(火)
江戸時代、武家の間では裃に意匠を凝らした「江戸小紋」は、「奢侈禁止令(しゃしきんしれい)」を経て、更に熟成され、町人文化へと発展していきました。今回は、江戸・明和年間の伊勢型紙をご覧いただきながら、江戸の粋・伊勢型小紋をご紹介いたします。皆様のご来店をお待ちしております。

詳しくは → http://www.kimono-maruya.com/

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