Vol.175 読んで学べる自分磨きコラム

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着彩について

アクリル絵の具を使います。アクリル絵の具は水彩です。お水をたっぷり使うと、あっさりとした柔らかい水彩画(実はこれが難しい)になりますし、ほとんど水を使わず、キャンバスに描くと油彩画のようになります。もちろん、木、陶器、ガラス等にも描けます。ここでは水をたっぷりと使った水彩画をします。その前に道具の説明をします。
1-アクリル絵の具
2-菊皿(陶器製のパレット=菊の形で菊皿といいます。または梅の形の梅皿でもよい)
3-面相筆(めんそうふで)=細い、狭い場所に使います。
4-彩色筆(さいしきふで)一般着彩
5-削用筆(さくようふで)穂先が彩色より長く、水分を多く含めるのでやや広い面積を塗るのに適している。
6-平筆(ひらふで)平らな面を塗るのに適している。筆は使い込むほど、良い筆になるので慣れてください。
7-スポイド 水を足すときに使います。

さていよいよ着彩ですが、我々の大部分がやってきた水彩とは違います。水をたっぷり使い、ほとんどの場合、厚塗りはしません。
1番違うところは白を使わないことです。例えば、青い空に白い雲の、白い雲は描かないのです。つまり、青で白い雲の部分は塗らない=白い雲、の出来上がりです。白い部分は紙の色になります。隣り合う場所は時間をずらし、乾いてから隣を塗ります。そうしないと隣の色と混じってしまい汚くなるからです。後に色彩のパートで触れますが絵の具は減色混合といって、混ぜるほどに暗くなっていきます。三原色は、青赤黄色、なのですが、三色を混ぜると黒になるのです。これが大前提です。それでも、色は現実世界に数限りなくあるわけです。通常、絵の具(12色、18色位のセット)は混ぜて使う訳ですが、パレット(菊皿)上で混ぜて色を作り、そこにたっぷりの水を足します。予想以上にたっぷりなので、慣れてください。小さなスポイドを用意しておくと良いでしょう。色はそこを見越して作ります。
ピンクは黄色味のない赤(原色赤)に水をたっぷり使うとピンクになります。白は混ぜません。こんな具合でこれが水彩画を爽やか、軽やかに見せています。これは、描くときのコツであることを理解してください。

1

それでは具体的に描いてみましょう。今回は秋に拾っておいた落ち葉をモデルにします。先ずデッサンです。デッサンのパートを思い出し、明るい部分、暗い部分などをよーく観察して進めます。

2

完成したら、トレーシングペーパーにボールペン等で写し取ります。それを裏返し、まんべんなく2B鉛筆で塗ります。次にトレーシングペーパーを元に戻し(鉛筆で塗った面は裏側)水彩紙に位置を決めて置き、ペンキ養生用の紙テープ/マスキングテープ(剥がしても紙を痛めない)で上2カ所を止め、赤色のボールペンで写し取った線をなぞります。これをトレースダウンといいます。

3

いよいよ着彩です。ベースになる色(カドミウムイエロー)を塗ります。白く光った部分は色を塗りません。

4

次に赤に近いオレンジ(ブリリアントオレンジ)を、葉脈の光のあたった部分を抜いて塗ります。

5

赤(ピュアレッド)をモデルに忠実に塗り分けます。

6

焦げ茶(バーントアンバー)の斑点を描いていきます。

7

再度、違う赤(クリムソンレーキ)をモデルに忠実に加筆します。

完

完成です。

いかがでしたか。白は描かない。ピンクは赤を水で薄めて色を作る。初めてのことばかりだと思います。だからこそ、水彩画は爽やかなのです。透明感があって美しいのです。

Kaz Tanaka

イラストレーター

Kaz Tanaka

1946 栃木県小山市生
1970 武蔵野美術大学造型学部デザイン科卒
     カネボウ化粧品入社
1971 カネボウ化粧品退社 水野デザインハウス入所
1973 フリーランス

<作品集>


  • スポニチ「江戸の女」「からだ元気」
    「コータリの舌先三寸」シリーズ

  • 百万人の英語表紙

  • 道場六三郎・赤坂ポワソン=名刺・DM他

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