Vol.178 読んで学べる自分磨きコラム

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スペシャルティコーヒーを身近に

最新のコーヒー事情

スペシャルティコーヒー

スペシャルティコーヒーの始まりは1980年代です。それ以前にアメリカでは安価で劣悪なコーヒーが広がったことで、消費者のコーヒー離れが進み、コーヒー市場では生産国からコーヒーを安く買い叩く状況にありました。
大きく失墜したコーヒーの価値観を取り戻す動きから、少しずつスペシャルティコーヒーの活動が発展していきました。
美味しいコーヒーを求めて、コーヒー消費国の人たちが、コーヒー生産者と直接関わりを持つようになり、栽培の指導やコーヒーの品質維持を継続的に行ってきました。
それまでは、ほとんど国名や豆の大きさなどで、コーヒーが選別されていました。例えば、中米にグアテマラという国がありますが、グアテマラ国内で収穫されたコーヒーは輸出業者のところに集められ、海外に輸出されていました。生産者の方々は収穫量に応じた収入となり、品質による収入の差というのはほとんどありませんでした。高品質のコーヒーも、そうでないコーヒーも、ほとんど価値が変わらないのです。
スペシャルティコーヒーの活動に拍車がかかったのは、2000年代初期の「コーヒー危機」と言われている頃です。コーヒーの市場取り引き価格が大きく下落し、生産国の農家の方の収入が激減しました。これを受けて適正価格でコーヒーを買付ける動きがさらに活発になり、品質と価格を維持していくような取り引きがさらに進んで行きました。

シングルオリジンやカップオブエクセレンス

スペシャルティコーヒーの発展とともに、生産国の農園や地域にフォーカスが当たるようになりました。今や世界的に有名な農園もあり、その農園だけのインターネットオークションを開催しているところもあります。
農園や地域ごとに区別され、生産者や生産処理方法が明確なコーヒーを『シングルオリジン』と言います。今では品質の高いコーヒーを求めて、コーヒーバイヤーが農園を訪れ、農園と直接契約するのが当たり前となりました。それまでは、ほとんど知られていなかった地域のコーヒーが注目されることもあり、グアテマラのウエウエテナンゴやエチオピアのイェルガチェフェなどは、スペシャルティコーヒーの影響を受けて、世界的に有名になった地域です。農園毎に、さらには農園内の区画、または品種毎に、コーヒーが選別され、風味の違いが多種多様に楽しめるのも、スペシャルティコーヒーの大きな魅力です。
そしてもうひとつの大きな流れとして『カップオブエクセレンス』が挙げられます。
カップオブエクセレンスとは毎年1回、それぞれの生産国で行われるコーヒーの品評会です。ここで入賞したコーヒー豆は、インターネットオークションで取引きされます。ここでもひとつひとつの農園に注目が集まるので、小さな農園でも1位もしくは入賞することができれば、世界中から注目されるようになります。
全ての生産国ではありませんが、ブラジルやグアテマラ、コスタリカなど中南米の国から広がり、最近はルワンダやブルンジなどアフリカの国でも開催されるようになりました。
このようにコーヒーの風味は細分化がどんどん進んでおり、多様な風味が楽しめるようになりました。また、今後も大きく変化していくことが期待できます。

水谷 敏

プロフィール

水谷 敏
水谷珈琲代表

http://mizutanicoffee.jimdo.com
mizutanicoffee@gmail.com

2009年 Coffee & Babyを開業
2013年 水谷珈琲にリニューアル
エスプレッソにはじまり、ペーパードリップ、ネルドリップなど、
コーヒーの抽出方法をさらに深く研究中。

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