Vol.188 読んで学べる自分磨きコラム

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猫の魅力にせまる!

そもそも「猫」とは?

「猫」。この愛らしく、それでいてどこかミステリアスな生き物。単独行動を好み、自由気ままにふるまう、わがままだけどかわいい相棒。
猫と暮らしていると、まるで、私たち人間が猫に飼われているかのような錯覚さえ起こしてしまいますね。
今回は、そんな猫の魅力と不思議に、5回シリーズで迫ってまいりましょう。

猫のルーツは?

猫の祖先は、リビアヤマネコであるといわれています。もともと単独で暮らす野生のリビアヤマネコの中に、人間を恐れず柔軟な適応力をもつものがあらわれ、人間の住まいとなわばりを重ねて暮らすようになりました。その結果、今から約5000年前、彼らは、古代エジプトの王家では神の化身として、そして、エジプトの下町では、ネズミ退治のために飼われ始めたのです。


猫が人間と暮らし始めた歴史を振り返ってみよう

紀元前2500年ごろ、猫の顔を持つ女神バステトの神話があるように、古代エジプトでは、猫は高い地位を与えられ、崇拝されていました。そして、当時、猫を大切にしていた古代エジプトでは、猫を国外に持ち出すことを禁止していたそうです。しかし、紀元前1000年ごろ、密輸によって猫が持ち出され、ヨーロッパやアジアへ渡来したことがきっかけで、世界に猫の生息地が広がっていったのです。

しかし、その後、大切にされていた猫にとっては、不運な時代がやってきました。中世キリスト教社会では、猫にまつわる忌まわしい迷信が広がり、悪魔のシンボルにされて魔女狩りや猫狩りの犠牲となったということです。
ところが、猫が少なくなったことから、ネズミが大量発生し、ネズミが媒介となって伝染するペストが大流行し始めました。猫は、ネズミを退治してくれる救い主として、その働きがあらためて認められ、大切にされるようになったそうです。このようにして、猫は、ふたたび人間と一緒に暮らし始めました。

一方、日本では、中国から経典を持ってくる際、ネズミにかじられないように、猫も一緒に船で渡ってきたといわれています。その後も、お寺の経典や仏像をネズミから守るために、猫は、ますます重宝がられるようになりました。

このように、猫は、時には崇められ、時には忌み嫌われ、時に重宝がられと、古来より私たち人間と密接に関わり合いながら暮らしてきたのです。


猫はどんな社会を築いて暮らしているの?

元来、猫社会は、母系の血縁関係で成り立っているといわれています。その中で生まれたオスの子猫は、成長すると、母親のなわばりから出ていきます。メスの子猫は、母親のなわばりと一部を重複させながら、その外側になわばりを広げていきます。こうして、まわりの猫たちは、母系家族の猫たちで構成された社会となっていくのです。そして、このなわばりを取り囲むようにして、一頭のオス猫がなわばりをかまえています。いうなれば、猫社会はメス猫だけで成り立っており、オス猫は、交配の一時期に、一頭だけが関わり合いを持つに過ぎないのです。

では、現在、猫はどのような社会を築いて、人間と暮らしているのでしょうか?
猫の社会には、犬の社会で見られる「優位と服従」といった絶対的に固定したランクは存在しないようです。先にそこにいる者、高い場所にいる者が「優位」となり、それは、その時々の状況によって変化します。さらに、猫は「服従」ということを知りません。
このように固定した「優位と服従」というランクを持たない猫は、人間とは、「愛着と信頼」を基盤にした関係を築いて暮らしていると考えられています。
現在の猫は、いつまでも子猫の気分で、人間を母親とみなして安心して暮らしているのでしょう。

また、同じ家の中で、血縁関係にないメス猫同士、さらには、オス猫同士であっても上手に暮らしていますが、彼らが、他の猫と一緒に暮らすためには、必要な環境条件があります。

●食物の量が充分にあり、それが簡単に手に入ること。
●気に入った寝場所が確保できていること。
●去勢と避妊が施されていること。

これらの条件が整うことで、なわばりを主張して争うことは避けられ、母系関係と同様の関係を築いて、上手に暮らすことができているのです。

このような暮らし方は、元来、単独生活を好む猫が、現在の社会で生きていくために身に着けた知恵なのかもしれませんね。


薬師寺 康子

プロフィール

薬師寺 康子
ペットライフコンサルタント
株式会社クララ 代表取締役

2006年、(株)クララを設立。ペット共生住宅のコンサルタント、ペットイベントやペット関連ウェブサイトの企画運営など、ペットと飼育者と企業の三者の仲立ちとしての役割を担いながら広く事業を展開している。
2007年、ペット機能とデザイン性を重視した、デザイナーとのユニットによるブランド「clavo。(クラボ・マル)」を立ち上げる。猫も人も遊べる家具「necobaco」シリーズなどを発表、多くのメディアにて紹介される。
2009年3月、企画設計コンサルティングをおこなった猫専用賃貸マンション1階に、猫専門ショップ「ねこままかふぇ」を開店。当マンションに居住する猫飼育者がいつでも気軽にサービスを受けられる「ペット共生マンションの付加価値型店舗」として、市場に新たな価値を提案している。
その他、動物専門学校講師、セミナー講演、雑誌、新聞、ウェブでの執筆活動など、多数の実績をもつ。
著書に『いぬのこころ・ねこのこころを考えたマンションライフ』(住宅新報社)

株式会社クララ  URL    http://www.clala-pet.com/index.html
clavo。          URL    http://www.clavo.jp/

■ねこままかふぇ

「ねこままかふぇ」は、東急田園都市線『池尻大橋』駅から三宿の交差点へ向かう途中にある「猫専用ホテル&シッター」の猫の専門ショップです。
猫だけのペットホテル「ねこままホテル」、飼い主さんに代わって猫のお世話をする「ねこままシッター」、その他、猫との生活にこだわった猫用品の販売もおこなっています。
イタリアの「マンマ」のようなアットホームであたたかいサービスで、飼い主さんと猫との生活をトータルにサポートしています。「ねこまま」ならではの心のこもったサービスを、是非ご利用下さい。

住所 東京都世田谷区池尻3-23-2 コンフォリア三宿1F
TEL 03-5787-2828
営業時間 10:00~20:00
年中無休(元旦はホテル、シッター業務のみの営業となります。)
アクセス 東急田園都市線「池尻大橋」駅より徒歩約7分
URL http://www.necomamacafe.com/
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