Vol.190 読んで学べる自分磨きコラム

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猫の魅力にせまる!

猫の行動と習性を理解しよう

猫のマーキング行動

猫は、常に自分のなわばりをパトロールしています。なわばりに他の猫が侵入していないか、発情しているメス猫はいないかを確認しながら、自分のニオイを付けて安心しているのです。その自分のなわばりを主張するマーキングは、いくつかの行動にみられます。

まず、一つ目のマーキング行動は、猫特有の「爪とぎ」です。

爪とぎの第一の目的は、古い爪の層をはがし、常に爪を鋭い状態に保つことです。爪とぎをしないと、爪は太くなり、伸びすぎて肉球に食い込んでしまうこともあります。猫にとって爪とぎは、必要不可欠な行動なのです。
そして、爪とぎのもう一つの目的がマーキングです。爪をといで傷をつけることで、視覚的に自分の存在をアピールするだけでなく、爪の周囲にある臭腺や肉球のニオイを付け、自分のなわばりを主張しているのです。そして、なわばり意識が強い猫ほど、からだを精一杯のばし、なるべく高い位置に爪とぎをしようとします。自分を大きくて強い猫であることを示すためです。
その他、ストレスや要求があるときも、猫は爪とぎをしてアピールします。

二つ目のマーキング行動は、からだの臭いつけです。

猫のからだには、臭腺があります。主に、額の部分としっぽの付け根部分です。お客様が来たとき、また、飼い主さんが外出から戻ってきたときなど、猫が、おでこやからだをスリスリとすりつけてくることがありませんか?訪問や帰宅を歓迎して甘えてくれていると思いがちですね。しかし、これは、見知らぬ来訪者や外の臭いを付けて帰ってきた飼い主さんに自分のニオイを付け、自分のなわばりの一部にして安心したいのです。なので、見知らぬ猫にスリスリされ、かわいくて思わず手を出すと、シャー!と怒られてしまうことがあるので、十分に注意してくださいね。

三つ目のマーキング行動は、オス猫にみられるスプレーです。

しっぽをあげて立ったまま、壁などに霧状のおしっこをかけます。とてもニオイがきつく、いったんスプレーをかけられると、そのニオイはなかなかとれません。このスプレー行動をさせないようにするには、去勢をする以外に効果的な方法はありません。去勢をしたオス猫は、スプレーをまったくしないか、または、しても、頻度もニオイもかなり軽減することが期待できます。


毛づくろいの意味

猫は、毎日毎日、念入りに毛づくろいをしていますね。この毛づくろいには、からだをきれいに保つため以外にもいろいろな意味があるのです。

まずは、グルーミングとしての毛づくろいです。

食事の後など、口の周りから始まり、顔全体、耳の後ろ、背中、お腹、おしり、足の先まで、丹念に体表についた汚れをきれいに舐めとり、毛の乱れを整えます。猫の被毛が常にきれいなのは、この毛づくろいのおかげなのです。
猫は、年をとるにつれて、あまり毛づくろいをしなくなり、毛はだんだんとぼさぼさになってきます。しかし、まだ、年でもないのに毛づやが悪くぼさぼさになっているときは、体調が悪いということも考えられますので、注意してください。

そして、緊張やストレスを和らげたいときにも毛づくろいをします。
猫は、飼い主に怒られたときや、ジャンプに失敗したとき、猫同士の喧嘩の途中など、急に毛づくろいを始めます。緊張や恐怖、ストレスを毛づくろいをすることで発散させようとしているのです。あなたの猫が、毛づくろいをいつも以上に執拗におこなっている場合は、なにかしらのストレス(痛みなども)があることを疑って様子をよく観察してあげましょう。

また、祖先から受け継いできた習性として、猫特有のからだの機能を補うための毛づくろいもあります。

猫は、汗を出す汗腺足の肉球にしかありません。人間のようにからだ全体に汗をかいて体温を逃がすことがしづらいのです。そこで、暑い日には、からだをなめて唾液で毛を濡らし、それが蒸発するときに出る気化熱で体表の温度を下げているといわれています。砂漠など暑い地域で生き抜いてきた祖先から受け継いだ知恵なのでしょう。

日常何気なく見ている猫の行動の中には、古来より猫が受け継いできた習性行動ニーズが表れています。私たちは、これら猫本来の習性を理解することで、より楽しく猫と暮らすことができるでしょう。


薬師寺 康子

プロフィール

薬師寺 康子
ペットライフコンサルタント
株式会社クララ 代表取締役

2006年、(株)クララを設立。ペット共生住宅のコンサルタント、ペットイベントやペット関連ウェブサイトの企画運営など、ペットと飼育者と企業の三者の仲立ちとしての役割を担いながら広く事業を展開している。
2007年、ペット機能とデザイン性を重視した、デザイナーとのユニットによるブランド「clavo。(クラボ・マル)」を立ち上げる。猫も人も遊べる家具「necobaco」シリーズなどを発表、多くのメディアにて紹介される。
2009年3月、企画設計コンサルティングをおこなった猫専用賃貸マンション1階に、猫専門ショップ「ねこままかふぇ」を開店。当マンションに居住する猫飼育者がいつでも気軽にサービスを受けられる「ペット共生マンションの付加価値型店舗」として、市場に新たな価値を提案している。
その他、動物専門学校講師、セミナー講演、雑誌、新聞、ウェブでの執筆活動など、多数の実績をもつ。
著書に『いぬのこころ・ねこのこころを考えたマンションライフ』(住宅新報社)

株式会社クララ  URL    http://www.clala-pet.com/index.html
clavo。          URL    http://www.clavo.jp/

■ねこままかふぇ

「ねこままかふぇ」は、東急田園都市線『池尻大橋』駅から三宿の交差点へ向かう途中にある「猫専用ホテル&シッター」の猫の専門ショップです。
猫だけのペットホテル「ねこままホテル」、飼い主さんに代わって猫のお世話をする「ねこままシッター」、その他、猫との生活にこだわった猫用品の販売もおこなっています。
イタリアの「マンマ」のようなアットホームであたたかいサービスで、飼い主さんと猫との生活をトータルにサポートしています。「ねこまま」ならではの心のこもったサービスを、是非ご利用下さい。

住所 東京都世田谷区池尻3-23-2 コンフォリア三宿1F
TEL 03-5787-2828
営業時間 10:00~20:00
年中無休(元旦はホテル、シッター業務のみの営業となります。)
アクセス 東急田園都市線「池尻大橋」駅より徒歩約7分
URL http://www.necomamacafe.com/
ねこままかふぇ

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