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いろいろ学べます! Vol.27

音楽を楽しもう!

「オーケストラ」解体新書?!

早いもので、もう最終回。
最終回は、「オーケストラ」を解剖!そのしくみについてかいつまんでお話したいと思います。

日本のオーケストラは、平均約100人のプロ演奏家で構成されています。
よくどうやって就職するの?という質問を受けますが、プレイヤーとしての入団希望者はまず、『欠員』が出た時のみ開催されるオーディションという関門を乗り越えなければなりません。その倍率たるや数十倍は当たり前、時に100倍近い応募が殺到することも珍しくない狭き門。厳しい審査を勝ち残った後には、さらに9カ月~1年の試用期間を経て楽団員による「合否投票」と音楽監督の判断により、ようやく正式な採否が決まるわけです。まさに実力勝負の厳しい世界ですね。

そして、このオーケストラを“ドライブ”するのが指揮者。この指揮者は通常、オーケストラ外部の存在です。
そもそも指揮者って何してるの?という話ですが、ただ真ん中で棒を振っているだけではありません。あの指揮台に立つまでの作業が非常に重要になります。たとえば指揮台に立った指揮者は、目の前にいるオーケストラを自分の音楽できちんと納得させなければなりません。そこには百戦錬磨の大ベテランがひしめき合っているわけで、万一いい加減なことをしていれば一瞬で見抜かれ以後相手にされることはないでしょう。
彼らに必要とされるのは、まず高い音楽性、そして作品への深い知識、洞察力を持ち、それらを伝える高いコミュニケーション能力。これらをフルに活用してオーケストラを自分の目指す音楽へ導くわけです。

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もちろん、リハーサルの過程では、オーケストラと意見があわないこともありますし、時に大喧嘩になることもあります(笑)。そんなふうに互いに『最上のもの』を模索しながら、コンサートに辿り着くわけです。本番で一つの「生きた」音楽を解き放たれるときには、そんな生の人間同士による数えきれないやりとりが土台になっているんですね。

さて、そんな指揮者の中でもオーケストラにとって最も重要な存在、それが「音楽監督」です。
簡単に言うと、オーケストラの音楽面に関する最高責任者で、今後の将来的な方向性に合う、かつ深い信頼に足りる優れた才能が選ばれます。
音楽監督の仕事は、そのオーケストラと長く濃い時間をともに過ごす中でじっくりとオーケストラを育て、導くこと。年間の主要な演奏会のコンセプトをはじめ、プログラム・出演者についても腕をふるいます。楽団員の人事権という大きな権力も与えられていますし、さらには運営全体を統括しなくてはなりません。オーケストラにとっては「自分の未来」を託す極めて重要なキーパーソンです。
日本人では、小澤征爾さんがクラシック界の最高峰・ウィーン国立歌劇場(有名なウィーン・フィルはオーケストラだけで活動する時の別名です)の音楽監督を務めていますね。

さて、以上のように人的財産が揃ったところで、もうひとつ!オーケストラにとって重要な要素があります。それはホール「コンサートホールは最後の楽器」といわれるほど、オーケストラにとっては大切なのです。 優れた音響を持つホールは、演奏者を助け、より豊かで繊細な音楽表現を可能にします。そして、ステージにいる演奏者と客席にいる聴き手をつなぎます。

近年、日本でもようやく一つのホールに「住む」オーケストラが増えてきました。
この最大の利点は、演奏者たちにより深く多彩な音楽表現を可能にすること。オーケストラは自らの「家」を得ることで、日々安定した音響空間に包まれ、集中して取り組むことでぐんぐんと新たな成長を遂げています。
オーケストラのメンバーによると、ホールも年月を経るにつれて木の水分が抜けて「響き方」もよりよく変わってきているのだそうです。ホールも生き物なんですね。

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オーケストラの世界は、いまどきとても珍しいアナログな世界です。 でも、たくさんの個性豊かな演奏家が集まって、五感を研ぎ澄まし、一つ一つ手作りで丁寧に作っているからこそ、生まれるものがあります。

21世紀では、どんなところでも音楽をきくことができます。電車に乗りながら、走りながら、本を読みながら。かつては手間のかかったレコードにかわり、今は手のひらよりも小さなオーディオのボタン一つで自在に聴けるようになりました。

考えてみれば、“音楽を聴くためだけの時間” というのが、今はとても少なくなってしまっている気がします。便利さの陰で、現代人は、大切な時間を忘れてしまっているのかもしれません。

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コンサート紹介(5)

レベル:中級~通好み!

#462 定期演奏会『新星登場!ヨーロッパ戦線に異状あり』
URL:http://www.njp.or.jp/njp/programinfo/2009-10/2010_0604s.html
6/4(金)19:15開演   会場:サントリーホール
指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ  ソプラノ:リナート・シャハム

ホールの話が出たので、2種類の公演をご紹介します。まずはサントリーホール。ご存じ“クラシックの殿堂”は赤坂という立地も手伝ってやはり不動の人気。わが新日本フィルを含め、ほぼすべての在京オーケストラがこのサントリーホールで定期演奏会を行っています。名門ベルリン・フィルハーモニー・ホールを模しており、ステージのまわり360度に客席を配置。新日本フィルの音楽監督アルミンクいわく、ここの音は「華やかな響き」なんだとか。

プログラム・チケット情報など、公演の詳細はこちら:
http://www.njp.or.jp/njp/programinfo/2009-10/2010_0604s.html

レベル:初級~中級

#7 新・クラシックへの扉
URL:http://www.njp.or.jp/njp/programinfo/2009-10/2010_0618_19.html
6/18(金)14:00開演 会場:すみだトリフォニーホール
6/19(土)14:00開演 会場:すみだトリフォニーホー
指揮:梅田俊明    ヴァイオリン:ペク・ジュヤン

こちらは新日本フィルのホーム、すみだトリフォニーホールでの公演。指揮の梅田さんはドラマ「のだめカンタービレ」で玉木宏さんに指揮指導をした人としても知られています。オケのメンバー曰く、「玉木くんの指揮は梅ちゃんソックリ!」なんだそう。俳優さんってすごい。。こちらのホールは、新日本フィルの音楽監督アルミンク曰く「ブラームスとかマーラーに最適の、深い響きがするホール」なんだとか。偶然にもこの日は、ブラームスを取り上げます!最も有名な交響曲第1番は、3楽章で絶対知ってるあのメロディーが登場。ヴァイオリン協奏曲は本当に美しい曲です。ご期待ください。

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プログラム・チケット情報など、公演の詳細はこちら:
URL:http://www.njp.or.jp/njp/programinfo/2009-10/2010_0618_19.html photo

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墨田区錦糸1-2-3すみだトリフォニーホール内
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営業時間:平日10-18時、土曜10-15時)
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