総合人材サービス、派遣会社のManpowerGroup

clear
clear

いろいろ学べます! Vol.80

陸上競技観戦を楽しもう

③ 中距離・長距離・障害物

「陸上競技は種目が多いから分かりにくい!」という方のための、各種目の観戦ポイントをご紹介します。

【中距離】

■800m

800mはスタートでは決められた自分のレーンで走り始めますが、バックストレートの直線に入ったところでレーンを離れることができます。そのためスタートラインのレーンごとの間隔は400mよりも狭くなります。
選手がレーンを離れオープンになる地点に引かれる5cmの白い曲線をブレイクラインといいます。このブレイクラインを選手が認識しやすくするためにコーンが置かれます。この地点では、選手がラインの手前でレーンを離れてしまうこともあるので、監察員が配置されています。

■1500m

スタートラインとフィニッシュラインは、幅5cmの白いラインで示されます。走る方向に向かってスタートラインの手前から、フィニッシュラインの手前までが、それぞれの種目の"距離"となります。従って「位置について」の合図があったとき選手はスタートラインに触れてはいけません。
スタートの合図をするのは、審判員の一部署である「スターター」です。選手が静止した瞬間にピストルを撃つタイミングには絶妙なものがあります。選手と息の合った号砲を撃つには経験が必要となります。このピストルですが、日本では雷管を使用した火薬銃が使われますが、海外では本物のピストルが使われ空砲を撃つことが多いので、初めて海外レースを経験する日本の選手はびっくりします。海外のスターターは、拳銃を扱うことができる警察官など"本業"の人を多くみかけます。

【長距離】

■5000m

トラック種目では、選手がレース中に違反をしないよう見守る審判員がいます。特定の選手に有利になることなく誰もが同じ条件で記録と順位を競うためには必要です。カーブを走るレースでは、特にショートカットしてしまわないよう注意が必要です。この審判員を監察員といいます。英語ではumpire(アンパイア)といいます。
審判で使われる旗には4つの色があります。白と赤「有効」「無効や失格」を表すので分かりやすいですが、黄色と緑の旗も使われます。監察員が、違反があったと判断したときは赤ではなく黄色い旗を掲げます。最終的に失格という判断を下すのは審判長だからです。またスタートで1回目のフライングのときは全選手に黄色い旗かカードが、2回目で失格となった選手には赤い旗かカードがそれぞれ示されます。
スタートのやり直しが、選手に原因がなくピストルなどの不具合によって起こったときには、"ノーカウント"を意味する緑色の旗が挙げられます。

■10000m

1500m以上のレースのスタートラインは、曲線となっています。スタート後、決められたレーンを走る必要なくオープンになるので、外側の選手が不利にならないためです。
1000mを超えるレースで出場選手が多い場合には、転倒などを防止する目的で、2つのグループにわかれた2段階スタートが認められています。約65%を第1グループ、残りを第2グループとし、第1グループは通常のスタートラインから、第2グループはトラックの外側に別に用意されたスタートラインからそれぞれスタートし、最初の曲線が終わった地点で合流します。
中長距離種目では選手の接触が多いので、押された選手がフィールド内に入り込んでしまうこともあります。レース中にトラックを離れると失格の対象となりうるので選手は注意が必要です。

【障害物】

■110mハードル(男子)/100mハードル(女子)

世界陸上で実施されるハードル競走は4種目あります。男子は110mと400m、女子は100mと400mです。いずれも10台のハードルを飛び越えますが、高さと間隔が異なります。
高さは男子110mが106.7cm400mが91.4cm、女子100mが84cm400mが76.2cmです。このように高さが中途半端なのは、陸上競技の発祥地がイギリスであることの名残です。男子の高さは3フィート6インチですがJR在来線のレール幅と同じです。日本最初の鉄道はイギリスの技術を導入して開業しましたがその時のレース幅が106.7cmだったのです。 ハードルを設置する位置にはトラック上に色違いの5cmのマークがペイントされています。110mハードルは青、100mハードルは黄緑、400mハードルは黄色です。

■400mハードル

ハードルでもっとも大事なのは、選手が自分のハードルを越えることです。故意にハードルを倒したと審判長が判断した場合には失格となります。隣のレーンの選手への妨害をしていなければ、足または脚がハードルの外側に出てもかまいませんが、バーの高さより低い位置を通ってはいけません。400mハードルではカーブを走りながらハードルを越えるために、後から越える"抜き足"が左脚だった場合、バーより低い位置を通ってしまうことがあります。この違反により過去、日本選手権で、トップでフィニッシュしながら失格した選手がいました。
監察員も他のトラック種目に比べ多い人数が配置されます。

■3000m障害

3000mを走るうちに障害物を28回水濠を7回越えなくてはなりません。スタート後、フィニッシュラインを初めて通過してから各周に5個の障害物があり、その4番目が水濠であることがルールです。
等々力競技場をはじめ日本の競技場では、水濠はトラックの外側に設けられていますが、世界の主流は内側です。水濠が外でも内でも、先のルールに合致していれば問題ありません。
水濠以外の4つの障害物は移動式ですが、たいへん丈夫な作りになっています。男子の高さは91.4cm、女子は76.2cmです。障害物に手をかけて越えてもかまいませんが、外側を通ったりくぐったりしてはいけません。

clear
photo
clear

【資料・情報ご提供】

財団法人日本陸上競技連盟
http://www.jaaf.or.jp/fan/
日本陸上競技選手権観戦ポイント
http://www.jaaf.or.jp/taikai/531/point_of_view.html
ページのトップへ戻る
footer
clear
clear
Copyright © ManpowerGroup Co., Ltd. All Rights Reserved.
clear