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いろいろ学べます! Vol.82

陸上競技観戦を楽しもう

⑤ 投てき(砲丸・やりなど)、混成競技

「陸上競技は種目が多いから分かりにくい!」という方のための、各種目の観戦ポイントをご紹介します。

【投てき】

■砲丸投

投てき種目の試技順のルールは走幅跳と三段跳と同じで、4回目以降は、3回目までに最もよい記録を投げた選手が最後に投げるので、観戦が簡単になります。 投てきは4種目ありますが、砲丸投、円盤投、ハンマー投は、円形のサークル内から、やり投は助走路から投げだします。
サークルの直径は、砲丸投とハンマー投2m135円盤投2m500です。やりの助走路は幅が4mです。
砲丸投は、日本語では"投げ"と表現しますが、英語では、投てき4種目のなかで唯一throwではありません。Shot Putと言います。砲丸投では、砲丸(shot)をオーバーハンドで"投げる"行為は禁止されており、押し出す(put)ようにとルールで定められています。選手が肩を痛めないようにとの配慮です。
砲丸とハンマーの重さは、男子用が7.26kg女子用は4kgですが、材質となる金属の密度が違うので直径は異なります。

■円盤投

投てき物の有効着地位置はやり投約29度、その他は34.92度の角度をなす幅5cmの白線の内側です。白線は着地位置に含まれませんので、ライン上に落下した場合は無効試技として赤旗が挙がります。
円盤投をはじめサークルから投げだす種目では、痕跡のサークルに最も近いところからサークルの中心を結ぶ線上のサークル内側までを測ります。
円盤の重さは男子用が2kg女子用は1kgです。
円盤投とハンマー投では、危険防止のため囲いを設置します。その高さや強度、間口の幅など細かく定められています。円盤投では、向かい風が吹いたほうが記録が出ると言われますが、この大きな囲いがあるために、風向きにあわせてサークルの位置を変更するわけにはいきません。
フィールド競技では風の影響を受ける種目には、選手が風の向きや強さを知ることができるように"吹き流し"が用意されますが、すべての跳躍種目だけでなく、円盤投とやり投にも用意されるのはこのような理由からです。観戦しながら選手がどんな風のときに投げ始めるかを見るのも興味深いでしょう。

■ハンマー投

ハンマーは、金属製の頭部(ヘッド)接続線(ワイヤー)ハンドルの3つの部分から構成されています。
ハンマー投は遠心力を利用してより遠くにハンマーを投げる競技ですので、ヘッドからハンドル内側までの長さがルールで決められています。これが長ければ長いほど物理の法則の理論ではより遠くに飛ぶはずです。ですから、どの選手も同じ条件で競技できるように男子は1m175~1m215女子は1m160~1m195と定められています。
ハンマー投だけでなくサークルを使う種目では、投てきを終えた後、サークルの中央延長上に引かれた75cmの白線より後方から外に出なくてはなりません。満足いかない投てきだったとき、記録を残したくない選手が、投てき後サークルの前半分から外に出て赤い旗があがるケースを見かけます。このように、投てき物が、角度線内に落下しても、赤旗があがり記録が計測されないケースがありますから、選手の動きには最後まで注目です。

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■やり投

やりの重さは男子用が800g女子用が600gですが、選手が同じ条件で記録を競うことができるように、長さに加え、重心の位置や柄の直径など細かい規定があります。
距離は先端が最初の落下した痕跡から助走路の終点となる円弧"スターティングライン"の中心をつなぐ線上のスターティングラインの内側までを測ります。
やり投の世界記録は1984年には104mに達し、競技場の芝生を使って競技ができないという危機に直面しました。そのため1986年には規則が改定され重心を前に移した、飛ばない"やり"が使用されるようになりましたが、今の世界記録は98m48。100mまであとわずかです。記録の更新が陸上競技の魅力なのですが、やり投は、飛び過ぎると困るという悩みを抱えているのです。

■混成競技

十種競技「キング・オブ・アスリート」と賞賛される種目です。女子は七種競技です。2日間にわたっておこない記録に応じて換算されるポイントの合計で勝者が決まります。
混成競技には独自のルールがあります。
トラック種目のスタートでは、単独種目と異なり同じ選手が2度のフライングをした場合に競技から除外されます。 混成競技では、風を計測する種目それぞれの風速が4mを超えないか、個々の種目の風速を合計してその種目数で割った平均2mを超えなければ総合得点は公認されます。超えれば"追い風参考"の得点となります。
十種競技を例にとると、100mで+8m、走り幅跳びで0m、110mハードルで-2mなら、(8+0-2)÷3=2となるので、100m単独では+8mの追い風参考でも、10種目の合計得点は公認となります。

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【資料・情報ご提供】

財団法人日本陸上競技連盟
http://www.jaaf.or.jp/fan/
日本陸上競技選手権観戦ポイント
http://www.jaaf.or.jp/taikai/531/point_of_view.html
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