

これから働く方へのアドバイス:
中途半端な会話だけで満足せず、赴任中に中国語をマスターして頂きたいです。今後の、中国の発展を考えれば、非常に有益だと思います。
また、車の免許を取得されれば、いいかと思います。赴任当初は、このような交通マナーの悪い国での運転は無理と思っておりましたが、暗黙のルールさえわかれば、他のアジア諸国に比べ、意外と安全な方だと思います。行動範囲が俄然広がります。
海外駐在の場合、自由な時間は多くなるように思いますが、 日本と違い、治安面、医療面、通信面、スピード感等々で不自由を感じることが多く、結構ストレスがかかるのと、休日の過ごし方に選択肢が少ないため、単調になりがちなので出来るだけ邦人、外人問わず、交流を広め、仕事以外の多くの友人、知人を作ることをお薦めします。
経験は生きている?:
少々のことなら動揺することなく商談が出来るようになったという意味では、大いに役立っております。
思い出深い経験:
中国進出している外資系大手企業のMarketingをGMとして担当し、Global 企業を担当するグループ内のGlobal Account Sales MgrとMarketing Mgr 約100名 を上海に召集し、3日間に渡るConferenceを開催したことが印象深い経験です。
そのConferenceの目的は、中国に進出している超大手のNamed Global Accountなどを担当する Marketing StrategyとBest PracticeなどをShareし、グループ内で世界共通のStrategyやServiceをImplementする施策と目標を明確に設定することで、3日間のConferenceは大成功でした。
そして世界中のMgrが担当する企業を訪問し、上海や中国のめざましい成長を目の当たりにして、その後中国のGlobal 企業での売上拡大に大きく貢献できました。
米国やEU以外の場所で成功裏に開催できたことは誇りです。
言語:
上海で使用されている主要言語は、標準中国語(普通話)と上海語(上海話)です。普通話は、フィリピンのタガログ語、シンガポールの英語と同様に、中国の公用語と見なすことができます。中国、特に上海に住んで働きたいと思う外国人は、普通話を身に付けることが不可欠です。上海地域では英語は広く使用されていないからです。しかし、英語が普及していないといっても、上海の公共交通システムや、標識、そのほかの公共設備は、外国人にもわかりやすいようになっています。標識は簡体字中国語と英語の二カ国語併記です。方角を示す標識については、漢字で書かれた住所を持っていると非常にわかりやすいです。
英語は多国籍企業で広く使用されています。社員が会社になじめるように、ほとんどの多国籍企業は社員に対して、職種に応じたある程度の英語コミュニケーション・スキルの習得を必須としています。
物価:
上海は中国本土で最も物価の高い都市であると言われています。上海における外国人居住者の生活水準は高いです。ただし、住宅コストは高額になり得る一方、食料品や公益料金は非常に安価です。物価については一概には言えませんが、一般的に、果物、野菜、肉、魚の価格は、あなたの自国での価格の10分の1単位の価格になります。一方、輸入品であるオムツや朝食シリアルなどは高価で、困ることがあるかもしれません。朝食シリアルは1パック8米ドルもする場合があります。しかし、上海は世界で最も便利な都市の1つであり、中国で最も犯罪発生率の低い都市とも言われているため、高い生活コストを支払う価値はあります。
気候:
上海の気候は極端で、寒冷な冬が1月から4月末まで続き(降雪はほとんどありません)、非常に高温で多湿の夏が6月末から9月まで続きます。外国人居住者のほとんどは、猛暑の続く数カ月の間、最低でも1カ月間(主に焼け付くような暑さの8月)の休暇をとって避暑地に移動します。気候の良い時期について言うと、9月下旬から10月、11月、12月上旬までは非常に穏やかで、気温は25度前後、湿度は感じません。また、5月、6月の春の季節も過ごしやすい時期です。もし、あなたの友人や親類が上海を訪れる予定があるなら、10月または6月を勧めるのが一番良いでしょう。7月や8月に招くことは絶対に避けてください。この時期は非常に高温多湿で、冷房のきいた施設以外を出歩くことはできません。
住居:
賃貸住宅やほとんどの西洋式賃貸アパートは、外国人居住者向けに提供されています。地元住民の大部分と外国人居住者の間には、生活水準にいまだに大きな開きがあるためです。上海で成長している中産階級は不動産に投資するようになっていますが、投資対象のほとんどはプライベート・コンドミニアムです。また、最近の規制緩和により、外国人居住者も不動産を購入できるようになっています。上海を第2の香港あるいはニューヨークと見込んで、多くの外国人が不動産購入の機会に飛びついています。
上海は、中国本土全体から見ても、世界的に見ても、住宅価格が最も高い都市の1つです。ほんの1㎡の土地でも地価は平均18,000人民元(2,620米ドル)です。賃貸住宅の場合は、立地によりますが、賃貸料は80㎡のアパートで月2,500~9,000人民元(368~1,324米ドル)かかります。これより広いアパートやヴィラは上海では高価で、毎月の賃貸料は35,000人民元(5,147米ドル)にもなる場合があります。
交通:
最も便利な移動方法は、現地で「メトロ」と呼ばれる公共高速交通システム、およびバスを利用することです。メトロの運賃は、乗車距離によりますが、1回の乗車につき3~7人民元(0.4~1米ドル前後)です。一方、バス運賃は、3人民元(0.4米ドル)を超えることはありません。
タクシーは上海のいたるところに停まっており、運賃は、最初の3kmまでは11人民元(1.6米ドル)、その後1kmごとに2人民元(0.3米ドル)が加算されます。
医療:
上海には世界クラスの医療システムがあります。すべての医師が英語を話すわけではありませんが、ほとんどの大病院には外国人専門の英語対応部署があります。上海にあるすべての私立・公立病院には最新の診断テクノロジーが備わっています。普通の病院の煩雑さや長い待ち時間が嫌いな人には、外国人コミュニティーの間で人気のブティック・ホスピタル(小規模専門医院)もあります。
経済:
世界で最も急速な経済成長を遂げている中国の中で、最も活力のある都市・上海には、夢とチャンスがあふれています。かつて外国の名士や富裕層の社交の街だった上海には、現在、700以上の多国籍企業の中国拠点が所在しています。上海は1992年から15年連続で年間2桁台のGDP成長をなし遂げ、国際的に注目される都市となりました。現在、上海は、製造分野に加えて金融やサービス分野でも産業の中心地となるかどうかの岐路に立っています。製造業は現在でも上海の総GDPの約半分を占めていますが、中国政府が発表した「経済センサス(改訂版)」から引用した数値によれば、サービス業が上海の2004年総GDPの50.8%を占めるという記録的な結果となっています。この画期的な記録を受けて、その後サービス分野での海外直接投資(FDI)は増加し、逆に製造分野では減少しました。このような現象の1つの要因としては、上海市がサービス分野の成長を重視した政策を打ち出したことと、中国政府が金融や保険を含む複数の重要サービス分野で外国資本の参入を認めるというWTOとの約束に対応したことが挙げられます。2005年には、上海のサービス分野への投資総額の半分以上(53.5%)が外国からの投資でした。
上海の外高橋(Waigaoqiao)港は、2005年の年間貨物量が前年比16.7%プラスの4億4,300万トンに達し、シンガポール港を抜いて世界最大の港となりました。また2005年末には、上海の洋山深水港(Yangshan Deepwater Port)のPhase IターミナルがHangzhou Bay(杭州湾)に開設され、上海は世界の海上輸送のさらなる最前線に躍り出ました。
税金:
中国の課税は、納税者の場所、居住地、住居、さらには収入源に基づいて考慮されます。また、税金は月ベースで算出され、毎年1月1日から12月31日までが課税年度となります。
中国国民にとって、中国国内の課税額は高額です。その比率は5パーセントから45パーセントで、毎月計算されます。実効税率は45パーセント超。しかし、外国人になると、月々4,800人民元(約6万3,000円)の減額という恩恵に預かれます。つまり、課税の対象となる収入は、その金額が控除された数字になります。
外国人でも、1年間の課税年度を丸々中国で過ごした人で、中国で受け取った所得が12万人民元(約157万円)を越える場合は、個人所得税(PRC IIT)の申請を行わなければなりません。また、5年以上連続して中国在住の外国人は年間所得額(所得の源泉が国の内外を問わず)が12万人民元(約157万円)を越える場合、個人所得税を申請し、さらに、源泉が中国国内であれ海外であれ、その収入も全額申告しなければなりません。
12万人民元(約157万円)に含まれる収入項目は以下の通りです。