適切な人材の選定「人材アセスメントプログラム」の導入について

2015年3月10日

未来に焦点を当てた「人材アセスメント」が、企業を発展させる

適切な人材の選定、能力開発が事業・組織を発展させるカギ

各企業が事業計画を立てる際には、組織に必要とされる人材要件を策定し、成果を出す人材を選定し、能力開発を行う環境づくりが必要です。一般的に特定の人材の選定を行う活動は「人材アセスメント」と呼ばれています。しばしば人材アセスメントは漠然と人事評価のようなものと認識されますが、まったく異なる性質のものです。人事評価は過去に焦点を当て、既に起こったことをどのように評価するかが論点になりますが、人材アセスメントは、選定対象者に今後どのような可能性があるかを測るもので、未来に焦点を当てているのです。

人材アセスメントプログラム導入企業の77.4%が効果を実感

Q:社員の人材アセスメントプログラムを導入していますか? Q:人材アセスメントプログラムの効果は?

近年、人材アセスメントに関するプログラム・ツールはかなり整備されてきましたが、人材アセスメントの浸透状況、プログラムの導入状況は各企業によって差があるようです。マンパワーグループが行った「人材アセスメントに関する調査」によると、「導入している企業」は22.2%に留まっていますが、「必要性を感じているが導入していない企業」は倍近い41.1%となっております。この調査結果からも、「未来に焦点を当てている以上、費用対効果が見えづらい」という理由などで、導入に踏み切れていない企業も多いことが見て取れます。一方で、実際に導入している企業の77.4%が「十分な成果を上げている」あるいは「ある程度成果を上げている」と回答しています。

導入を成功させる秘訣は「目的」「ケア」「客観性」

Q:人材アセスメントを導入している(必要性を感じている)理由は?

一旦導入すれば、効果が期待できる人材アセスメント。では、人材アセスメントを導入する際には、何に留意すれば良いのでしょうか?まずは、未来に焦点を当てた目的の明確化です。調査結果では、導入済み企業と必要性を感じている企業ともに、その理由の第一位は「成果を上げる組織を作るため」でした。しかし、右図のように「将来の組織を担う人材を見極めるため」と「最適な人材配置のため」という項目において、導入済企業と必要性を感じているが導入していない企業とで傾向が異なる点は注目です。目的を明確にすることが、適切なプログラム・ツールの導入にもつながります。また、人材アセスメントが全員対象ではなく、選定対象者のみに行う性質上、選定外の人に対する、公平性、納得性があるケアも大切です。また、誰がどの選定対象者を評価するのかも慎重に考える必要があります。よく見受けられるのが、アセッサー(評価者)の主観が入ったり、「頭のいい人と声の大きい人がよく見えがち」など、表面的な印象で評価が決まってしまうケース。これでは適切なアセスメントは行えません。社内の人間ではなく、外部アセッサーを活用する利点は、客観性ある評価が可能な点なのです。

人材アセスメントは、正しく導入・運用すれば、事業・組織戦略に大きく影響を与える取り組みです。これを機会に、プログラムの導入・再検討を行ってみてはいかがでしょうか?

「優良派遣事業者認定制度」がスタート!

2014年度に新たに始まった「優良派遣事業者認定制度」は厚生労働省の委託事業です。法令を遵守しているかだけでなく、派遣社員のキャリア形成支援やより良い労働環境の確保、派遣先でのトラブル予防など、派遣社員と派遣先の双方に安心できるサービスを提供できているかについて、一定の基準を満たした派遣事業者を優良派遣事業者として認定する制度で、2015年3月に最初の認定が行われます。チェック項目は、大きく以下4つの基準となっており、派遣社員や派遣先企業にとって派遣会社を選択するための指標となるなどのメリットがあります。

チェック
項目

  • 1.経営方針、経営の安定性、法令遵守体制など、「事業体」に関する基準
  • 2.就労支援、適正な雇用管理、雇用安定の努力など、「派遣社員の適正就労とフォローアップ」に関する基準
  • 3.キャリアカウンセリング、教育研修、正社員化支援など、「派遣社員のキャリア形成と処遇向上の取り組み」に関する基準
  • 4.ミスマッチの低減、契約管理、満足度向上など、「派遣先へのサービス提供」に関する基準

2015年にマンパワーグループが人事担当者に行った、「優良派遣事業者認定制度に関するアンケート」の結果では、半数以上の方が本制度を「聞いたことがない」と回答しており、まだ本格的には浸透していないものの、派遣会社を選定する際に本制度の認定をある程度以上重視すると回答した割合は、「知っている」と回答した方の約8割、「聞いたことはあるが詳しくは知らない」と回答した方の約7割となっており、派遣会社選定の一つの指標となりそうです。

Q:「優良派遣事業者認定制度」をご存知ですか? Q:派遣会社を選定する際に、優良派遣事業者としての認定を重視しますか?

2015年4~6月の雇用意欲は引き続き高水準で推移

純雇用予測の推移 +19% 2015年4~6月の純雇用予測

マンパワーグループが行った雇用予測調査によると、純雇用予測※1 は+19%(季節調整値※2)。前四半期比では-1ポイント、前年同期比では+2 ポイントと引き続き高水準で推移しております。詳しくは「マンパワー雇用予測調査」をご覧ください。

※1 純雇用予測とは、来四半期に「増員する」と回答した企業の割合(%) から、「減員する」と回答した企業の割合(%) を引いた値。
※2 季節調整値とは、新卒採用など、雇用活動の季節的な変化による影響を排除するように調整を加えた純雇用予測。

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