転職の理由がネガティブ? 面接が不利にならない必殺技はあるか?

転職の理由がネガティブ? 面接が不利にならない必殺技はあるか?

目次

ネガティブ転職の事実は変えられない。このままでは面接も不利になる?

転職の理由に「キャリアアップを目指して」など、前向きな話をする人がいますが、そのような人でも、今の職場や仕事に満足できないというネガティブな意見を持つ人は多くいます。
ネガティブな出来事や感情がきっかけとなって転職を考え、最終的な決断として「キャリアアップを目指して」など、前向きな決意となり、転職という行動に踏み出すからです。つまり、ネガティブな出来事や感情はあくまできっかけにすぎないということです。
例えば「今の自分では嫌だから、現状を変えたい」、「環境が合わないから、環境を変えたい」そのような前向きな感情に至っている、その思考が変化する過程を大事にしてください。
実際に、転職する決意に至った経緯を面接で伝えることができれば、不利になることはありません。むしろ、自己分析がよくできていると評価を受けることもあります。

何事もキレイごとで済ませず本音でいく姿勢が評価される

「面接では本音で話す」これが鉄則です。何十回、何百回と面接をしている面接官に対してうわべで取り繕った話をしても、本音で話していないことが伝わってしまうからです。
ある面接官は「この人は、とてもきれいに話をするけど、一方で何だか『機械』と話しているようで全く心に響いてこない」そう感じることがあると言います。
面接官は、きれいにまとめた言葉や成功をした体験、前向きな感情だけを聞きたいのではありません。そこに至った苦労や挫折、壁にぶつかってそこから何を学びとったのか、それを具体的にどう生かしていくのか、ということが聞きたいのです。そこに、人柄や信念が表れるからです。
転職理由は、その人の思いが一番表れる部分です。だからこそ、面接官も真剣に質問をしてきます。面接では、本音でぶつかり思いを伝えていくことが大切です。

ネガティブな理由でもポジティブに説明する工夫が必要

転職理由において大事なことは、自分の思いを分析することです。最初に転職を決意したきっかけは何だったのか、そこからどんな考えに至って、行動をしたのか、その上で、なぜ転職しようと決意したのか、という気持ちの変化を振り返ってみてください。必ずきっかけがあるはずです。
そのきっかけ、つまり転職を決意するに至った理由は一つではなく、いくつかの要素が絡み合っているのではないでしょうか。そして、前述でも述べたように、今の思いは前向きなはずです。前向きだからこそ、転職という一歩を踏み出す決意をしたのです。
大抵の人はきっかけだけを話したり、反対に転職への前向きさだけをアピールしてしまいます。結局、転職理由や自分の想いが面接官に伝わらず、「本音はもっと別のところにあるのでは......」と面接官に捉えられてしまいます。気持ちの変化は、面接の中でも特に、丁寧に伝えてよい箇所です。
いくつかの後ろ向きの要素が絡み合い、最後には、しっかりポジティブな思いになって今があるという、気持ちの変化をまとめてみてください。そうすれば、ネガティブな印象で終わることはありません。むしろ、あなたらしさが一番伝わる回答ができるでしょう。

プロフィール

I.S

入社10年目、アカウントセールスを経てスタッフコンサルタント主任

数年前に取得したキャリアカウンセリングの資格を生かし、多くの求職者のお役に少しでも立ちたいと思っています。

趣味 オルガン演奏
好きな言葉 臨機応変
口癖 なるほど
将来の夢 一人でも多くの方のキャリアカウンセリングをすること

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