外資系企業に転職? 外資系と日系で何が違うか

外資系企業に転職? 外資系と日系で何が違うか

目次

放任主義の外資系、面倒見の良い日系企業

「外資系企業」「日系企業」と言われたとき、どんなイメージを持ちますか?
もちろん企業規模や歴史、業界によって企業風土はまったく異なります。しかし、外資系企業と日系企業とでは、考え方や捉え方に違いがあるのは事実です。

外資系企業は、社員一人ひとりの役割が明確になっています。「ここからここが私の仕事」とすみ分けがあり、入社時から任される仕事とミッションが決まっています。成果を出すためのプロセスは個人の裁量に任される場合が多く、結果は給与や評価に直結。年齢や入社年次は関係ないことが多いようです。

「個人」に主眼を置く外資系企業に対して、日系企業は「全体」や「組織」を大事にします。このため、上司・部下の上下関係が厳しく、何か企画を通すとなれば、関係部署への根回しなどが恒常的に必要になります。仕事の範囲も明確でないため、必然的に周囲の社員との接点は多くあります。また、研修や福利厚生など、会社を挙げて社員をバックアップする考えが一般的。外資系企業と異なり、一体感を形成しやすいといえそうです。

転職で何を実現したいかで決まる外資系・日系企業の道

外資系企業に転職するメリットは、給与水準が高いことです。この背景にあるのは、多くの企業が取り入れている実力主義です。日系企業と比較すると1~2割ほど給与水準が高いとされています。経験や能力を最大限に発揮し、それに見合う報酬を得られる。これは仕事が正当に評価されたことの裏返しといえるでしょう。しかし、成果が上げられなかった場合もまた給料に直結しますので常に結果が求められると言えます。
これに比べ、日系企業の雇用は比較的安定しています。大手企業はもちろん、歴史のある中小企業では充実した福利厚生制度を整えていることが多く、「腰を据えて仕事をしたい」と考える人には日系企業が向いているかもしれません。しかし、企業によっては慣習や伝統を重視し過ぎるがゆえに、自分の考えやアイデアを実現しにくいことが多々あるようです。

それぞれの企業が求める人材像

個人の裁量が大きい外資系企業では、自立して行動できるかがポイントになります。「指示待ち」ではなく、課題を見つけ、解決できる人、つまりPDCAを繰り返せる人が活躍できる環境です。ここで求められるのは、自分の考え。明確であればあるほど良いとされます。

「個」が強すぎると思われるかもしれませんが、それくらいでなければ熾烈な競争には勝ち残れないのです。一方、程度の差はあるものの、日系企業が求める人材像も類似しています。国際競争力の低下が叫ばれる中、与えられた仕事を行っているだけでは、差が開くばかり。自分のやるべきことを考え行動できる積極性と、さまざまな課題に対して、柔軟で前向きに行動できるフレキシブルさが急務となっているのです。

時には古い慣習と対峙しなければならないこともあります。しかし、壁にぶつかったとき、どう対処できるかに企業は関心を寄せています。そのようなとき、自身の具体的な経験を語ることができれば、好印象につながるでしょう。

プロフィール

T.C

入社3年目、アカウントセールス担当

企業の担当者様、派遣社員の方、支店のメンバーなど自分に関わるすべての方々から毎日教えてもらうことばかり。日々切磋琢磨しています。

趣味 フットサル
好きな言葉 蒔かぬ種は生えぬ
口癖 申し訳ございません
将来の夢 とりあえず今日の事だけで手一杯な状態を抜けだすこと

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