評価される履歴書とは? 人事担当者は何を見ているのか

評価される履歴書とは? 人事担当者は何を見ているのか

目次

新卒時の就活と転職時の就活での書類選考の違いとは?

新卒の就職活動をした方は「エントリーシートを大量に書いた」という、思わずため息が出てしまうような経験をしたのではないでしょうか?就活中の学生は平均70社もの会社にエントリーをするとも言われていますが、転職活動時の平均エントリー数は16社というデータが出ています。この数を見て、新卒の就活のイメージから、ホッと肩をなでおろした人も多いはず。

では、転職活動時の「書類選考」にはどんな書類が必要になるのでしょうか。安心してください。新卒時のような膨大な記述が求められるエントリーシートは、ほとんどの会社で求められません。その代わりに、社会人生活の中で「何をしてきたのか? どんな力をつけてきたのか?」を伝える書類を求められます。それが「履歴書と職務経歴書」になります。

転職活動時に必要となる書類とは

転職活動時に必要になる「履歴書・職務経歴書」について詳しく見ていきましょう。
まず「履歴書」は市販されている履歴書で問題ありません。コンビニなどでも購入できます。近年では、「履歴書をメールにて送付ください」と指示をする企業も多く、履歴書をパソコンで作成する人も多いのが実情です。

履歴書のポイントは、『自分の経歴を分かりやすく伝える』ということです。そのため、詳細を入れる必要はありません。履歴書のフォーマットを見れば分かりますが、自分自身の「氏名・連絡先」と、在籍した会社の「在籍年」「社名」と「部署・ポジション」の記入がメインとなります。また、「分かりやすく」の裏には、字のきれいさも含まれます。

通常、履歴書の右ページ(もしくは2枚目)には志望動機や自己PRなどを書く欄がありますが、ここを詳細に細かな文字で書く必要はありません。大まかなポイントが伝えられれば大丈夫です。なぜならば、履歴書は「一目で分かる」ことが大事だからです。

では、詳細を伝えるためにはどうするか。通常、履歴書とともに「職務経歴書」を付け加えて企業に提出します。この職務経歴書に「経歴の詳細」や「強み」や「自己PR」などをしっかり織り交ぜていきます。

転職活動時には必須の「職務経歴書」のポイント

それでは、職務経歴書の書き方のポイントについて、詳しく紹介していきましょう。
目を引く職務経歴書を作成するには、おさえておきたい4つのポイントがあります。

ポイント1 余白をうまく使って読みやすくする
自分の経歴を伝えようと思っても、読みにくいと意味がありません。中には、職務経歴書を見ただけで、読まずに不合格にするところもあります。余白を効果的に使い、読みやすくキレイな職務経歴書に仕上げましょう。

ポイント2 要点をまとめる
企業が採用情報を掲載すると、応募書類が多数集まってきます。その場合、採用担当者が一人の書類を見る時間は、非常に短く、場合によっては一人数秒ということもあるようです。そのような状況では、アピールポイントを短くまとめることが必要になってきます。『持っているスキル』『どんなポジションでどんな業務をしていたか』などを簡潔にまとめることで、担当者に短い時間で自分のことを理解してもらうことができます。

ポイント3 誰が見ても分かりやすい文章に
誰が見ても分かりやすい文章を書くようにしましょう。内容が抽象的すぎると、実際の人物がイメージしにくくなってしまいます。自分の文章に自信がない場合には、第三者に読んでもらうようにするとよいでしょう。

ポイント4 自分の弱みをしっかり書く
職務経歴書では、自分を良くみせたいとアピールするあまり、誇張して書いてしまう人がいます。弱みをみせることは勇気のいることですが、しっかりと自分の弱みを書きましょう。そうすることで「自分のことが分析できる人なんだ」と、ポジティブな印象を与えることができます。

書類選考は、転職活動の「要(かなめ)」となります。雑に作らず、時間をかけて、随時ブラッシュアップしていくことがポイントです。転職を考えている方は、自分の経験の整理にもなるので、まずはこの履歴書・職務経歴書の作成から始めてみましょう。

プロフィール

T.C

入社3年目、アカウントセールス担当

企業の担当者様、派遣社員の方、支店のメンバーなど自分に関わるすべての方々から毎日教えてもらうことばかり。日々切磋琢磨しています。

趣味 フットサル
好きな言葉 蒔かぬ種は生えぬ
口癖 申し訳ございません
将来の夢 とりあえず今日の事だけで手一杯な状態を抜けだすこと

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