対人力がキャリアを作る。女性管理職の強みを生かすマネジメント方法

対人力がキャリアを作る。女性管理職の強みを生かすマネジメント方法

2015年12月に閣議決定された第4次男女共同参画基本計画では、公務員及び民間企業の女性管理職比率の引き上げ(民間企業の女性登用については、2020年までに課長相当職が15%、係長相当職が25%)を目標にしています。

日本の労働市場の構造は近年大きく変化し、日本は深刻な少子化問題を抱え、労働力は減少傾向にあります。そのような背景から、女性は現代の労働力を担う存在として活躍が期待されているのです。

そんな中で、管理職へのキャリアアップを目指す女性にとっては女性活躍を推進する政府方針は追い風となるかもしれません。しかし管理職になるということは、それまでの業務だけではなくマネジメントが主な仕事となります。今回は、女性の持つ共感力や受容力を生かした対人力と、それを生かすマネジメント方法についてご紹介します。

女性管理職の強みとフラットな環境作り

女性管理職の強みとフラットな環境作り

そもそも、男性と女性との間には脳の構造に解剖学的な違いがあります。
左脳の言語中枢を使って会話をする男性に対し、女性は右脳と左脳の結びつきが男性よりも強く、会話そのものを楽しむことができる他、相手の細かな変化に気付きやすいと言われています。

現在活躍する女性管理職の多くはマネジメントの場において、このようなコミュニケーション能力をベースにした折衷能力や共感力、気配りをビジネスの場で生かしているのです。
そしてこのような対人力は、さまざまな人と立場を超えて関わることができるマネジメント職において非常に重要な能力です。

社内コミュニケーションの活性化は多くの企業の中で課題となっていますが、社歴や派閥にとらわれずにコミュニケーションを取れることが、女性管理職に求められる資質でもあります。
「社内の問題を相談しようとしても、誰も聞こうとしない」という会社は、せっかくの有益な情報をシャットアウトしてしまい、企業の成長を止めてしまいます。誰もが気軽に発言できるフラットな社内コミュニケーション環境を作り、チームが最高の能力を発揮できるように取組みましょう。

気配りとワークライフバランス推進でやる気を高める

気配りとワークライフバランス推進でやる気を高める

女性は男性と比較して気配りが上手と言われます。この能力を生かし、何らかの原因でパフォーマンスが上がらない部下の状態をいち早く察知できるようアンテナを張っておきましょう。部下のミスは素早くカバーし、高い成長意欲を持つ部下に対しては、早い段階でコミュニケーションを取りアドバイスを与えて成長を後押ししましょう。

多くの部下を抱えるマネジメント職の立場では、メンバーの状況に細かく気を配らなければなりません。このような女性の持つ共感力やこまかな気配りは、チームの信頼関係を強くします。

また、女性はワークライフバランスを大切にする方が比較的多いです。管理職である自らがワークライフバランス実現のために行動することで、部下や周りの仲間が同じように行動しやすくなります。ワークライフバランスが取れることで、部下のモチベーションも上がります。

マネジメントの方向性を考える

マネジメントの場における女性の対人力の生かし方は、人によってさまざまです。社内コミュニケーションを得意とする人や、上司・部下問わずフラットで調和を重んじる人、相手の感情に働きかける感情マネジメントを得意とする人など、自分自身の得意とする方向性を見つけ、伸ばしていくことが大切です。

必ずしも出世に興味がなくても、管理職という立場で周囲に与えられる影響は大きいものです。周囲の成長を促し、モチベーションを上げ、結果的に業績に結びつくよう上司や部下とのかかわり方を工夫してみましょう。

おわりに

女性管理職として働く場合、女性だからこそ生かせる強みは数多くあります。上司や部下、顧客との関係性を高い対人力で築き、自分らしいマネジメントの方向性を見つけましょう。

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