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CROSS TALK 05クロストーク

採用代行(RPO)事業で活躍する2名が、事業の魅力と女性のキャリア形成について語ります。
売り手市場でのRPO事業の重要性や、働く女性としての挑戦とキャリアの両立など、リアルな声をお届けします。

Talent Solutions
RPO(採用代行)

売り手市場で注目される採用代行・RPO事業とは?

働くママと女性のキャリア形成について
T.N
アカウントセールス
(2010年入社)
2010年にマンパワーグループへ新卒入社。派遣部門で法人営業として活躍した後、2015年にRPO事業部へ異動。2度の産休・育休を経て、2024年に課長に昇進。
A.T
アカウントセールス
(2020年入社)
2020年にマンパワーグループへ新卒入社。RPO事業部にて法人営業として、新規営業や顧客企業の採用支援を行っている。

採用の戦略立案から雇用後の定着率向上まで、採用に関するあらゆるプロセスを支援

Q
お二人のこれまでのキャリアと所属部署・仕事内容をお聞かせください。
T.N
大学を卒業後、新卒でマンパワーグループに入社しました。入社後は、派遣営業の経験を経て、2015年からは、採用代行を行う専門部署であるRPO事業部へ異動になり、その後、2度の産休・育休を経て2024年4月に課長になりました。
A.T
私は日本の高校を卒業した後、アメリカの大学に入学しました。アメリカでは多種多様な価値観の方がいることを体感したので、そういった様々な人の人生に寄与したいという思いが強かったことが、人材業界、そしてマンパワーグループで働くことを選んだ理由です。2020年に新卒で入社以来、RPO事業部で経験を積んでいます。
T.N
RPO事業部では、採用に関するプロセスを業務委託として対応しています。採用の全工程にまつわる業務を代行するフルパッケージ型、一部の業務のみを切り出し代行する選択型など、顧客企業の要望に応じて、柔軟なサービス提供を行っています。
具体的には、採用戦略の立案、応募の受付や面接日程の調整など、実務対応が主な役割です。顧客企業の採用課題に沿った戦略や採用プランを提案し、実運用が開始となったあとも、併走していくことが特徴です。
RPO事業部は2つのチームに分かれており、顧客からオーダーを獲得する営業部隊と、営業が設計したプランを運用する部隊があります。
A.T
私は、営業として新規顧客獲得のための営業活動を担当しています。
売り手市場が続く状況の中、人材獲得競争が激化し、多くの企業で採用活動におけるマンパワー不足が発生しています。
人材の採用に苦戦をしている企業の手助けをすべく、企業の人事担当者に接触し、営業活動を行うことが主な仕事です。自分が獲得した案件はマネジメントも担当するため、顧客企業やオペレーションを行うチームとの日々の打ち合わせなども、私が責任を持って対応しています。

クライアントリピート率90%の舞台裏

Q
採用を支援することの難しさややりがいを感じるのは、どのようなところですか?
T.N
採用を支援する業界・職種・雇用形態は多岐にわたるため、顧客企業に対する理解を深める必要があります。業界に対する理解はもちろん、人材採用の課題究明、求める人物像の把握、採用戦術の立案・選考基準など、顧客企業の人事担当者と同じレベルで情報を持つ必要があります。その理解のために、常に知識を身につける学習と、提案に必要な準備を重ねています。その結果として事業成長に寄与できたときには、大きなやりがいを感じますね。
A.T
やりがいと相即不離の関係ではありますが、担当する顧客企業の業界や職種が様々であることから、顧客企業ごとに考え方や視点を切り替えて商談や課題究明をしなければならないということには、慣れるまでに時間がかかりました。採用の繁忙期は、どの業界も同時期であるため、顧客企業との商談が立て込んでしまうこともあります。その際には、スケジュールを整理し、情報を整理する時間を取るようにしています。
多くの情報をインプットすることは、簡単ではありませんが、企業それぞれの人事担当者の気持ちに寄り添って、一緒に悩んだり、喜んだりしながら仕事ができるところが、やりがいです。
T.N
A.Tさんの気持ちにとても共感できます。
これまで、クライアントリピート率90%と、高い顧客満足度を誇る私たちのチームですが、顧客企業の期待値に応えるには、プレッシャーもあります。ご依頼内容によっては、採用成功までの道のりが険しいこともあるため、顧客企業が求めているポジションの人材採用が叶ったときには、喜びも大きいです。その喜びを顧客企業の人事担当者と分かち合えることも、このサービスの特長です。私は、自社の新卒採用で面接を対応することがあるのですが、企業の人事担当者と同じ立場を経験することは、より人事の気持ちを理解することにつながっているなと感じます。顧客企業と真剣に向き合うために、相手の立場を理解するための積極的な行動をとることは、非常に価値があることだと思っています。

“仕事をしている自分が好き”

Q
お二人はどのようなキャリアビジョンを描いていますか?
A.T
私は「この仕事を経験することで、自分がどのように成長できるか」ということを考えて行動しています。ほかの人ができれば避けて通りたいような難易度の高い仕事でも、学びが得られると思ったら、とにかく挑戦することを選択してきました。
マンパワーグループには部門を超えて様々な社員が参加する社内プロジェクトが存在しています。そういったプロジェクトにも積極的に参加・挑戦することで、新しい気づきや成長を感じることができます。“楽しみながら仕事をする”ことが、私のワークスタイルです。
T.N
出産を経ての働き方や、管理職ならではの葛藤など、正直悩みは尽きません。そのためキャリアビジョンに関しては、今後経験を積むことや環境の変化に従って変わっていくと思います。今は、チームメンバーや家族の助けを得ながら、育児に支障が出ないように配慮をしてもらえているので、感謝の気持ちでいっぱいです。
まだまだ私も両立ができていると自信を持って言える状態ではないですし、この両立は本当に難しいものだと感じていますが、私は母でいる自分のことも好きだし、仕事をしている自分も好きです。「これが自分なんだな」と自分自身を認めて、頑張っていきたいと思います。

自分の“ありたい姿”をあきらめない

Q
T.Nさんの働くママ・管理職としての思いと、A.Tさんが持つ将来の働き方のイメージについてお聞かせください。
T.N
管理職になったばかりのとき、帰宅後もずっと業務のことや顧客企業のことを考えている時期がありました。それに気づいた上司が、「会社のことはメンバーを信じて任せなさい。終業後は切り替える癖をつけなさい」と言ってくれました。正直、管理職はこうあるべき、と自分で自分を追い込んでいた部分もあったと思います。今まで悩みや葛藤を誰かに話したことはなかったのですが、上司が私の内心を見抜いていたことに驚きましたし、上司もメンバーもみんなが気にかけて支えてくれている、安心感のある職場だと改めて実感しました。
RPO事業部のメンバーが、今以上に誇りを持って前向きに仕事に取り組むことができるように、これからも力を尽くしたいと思います。
A.T
私が入社した当時、T.Nさんはちょうど産休を取得していました。T.Nさんが仕事に復帰され、時短勤務をしながらもしっかり仕事をこなしている姿を見たことで、「こういうライフスタイルも確立できるんだな」と気づきました。子育てをしながら、管理職として奮闘しているT.Nさんの姿は、女性として憧れますし、私自身の将来の選択肢が広がりました。近くにロールモデルとなる方がいる環境で働けていることは有難いですね。
T.N
家庭の事情は人それぞれなので、必ずしも私の働き方がベストだとは限りませんが、まずは「自分がどうありたいか」を考えて、無理せずにやっていくことが大切だと思います。