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調査データ

求職者が基本情報以外に気になるのは、「勤務時間」「残業時間」「昇給・昇格」

2016年3月17日

マンパワーグループは、過去5年以内に転職を経験した20~59歳の正社員の男女を対象に、「募集内容の情報が足りず、応募をためらった経験があるか」「基本情報以外にどんな企業情報があると嬉しいか」についてのアンケート調査を実施しました。

調査時期
2016年1月
有効回答
400人

目次

募集内容の情報が足りず、応募をためらった経験がある人は56.0%

2011年から2016年(入社予定含む)に転職を経験した20~59歳の正社員の男女400名にアンケートを取った結果、全体の過半数となる56.0%が「募集項目の内容が検討材料として足りず、応募をためらった経験がある」と回答しました。求職者にとって、情報の掲載が少なければ少ないほど、入社後のイメージがしにくくなるため、検討時点で転職先候補の対象外となる可能性も高くなるようです。

募集内容の情報が足りず、応募をためらった経験がある人は56.0%

基本情報以外にあると嬉しい企業情報は「勤務時間」「残業時間」「昇給・昇格」

募集要項にある基本情報以外に、あると嬉しいと思う企業情報については、「勤務時間」(46.8%)、「残業時間」(45.8%)、「昇給・昇格」(44.0%)が上位になりました。
「勤務時間」や「残業時間」など、入社後のワークライフバランスをイメージできるような情報は、長く働き続けられる企業であるかどうかを判断するための重要な検討材料となると言えそうです。また、「昇給・昇格」は募集項目に入社時点の給与や職種などは当然記載されているものなので、その後、どのように昇給・昇格していくのか、どんな将来像を描けるかを知りたいと考えているようです。

次いで、「離職率」(37.3%)、「会社の将来性・安定性」(28.0%)という結果に。実態として長く働き続けられる環境があるのか、また、長く働き続けられるだけの安定性がある会社なのかどうかを検討するための材料を求めているようです。
そのほか、フリーコメントでは「福利厚生」(女性/製造業)、「会社における現状の景況感」(男性/情報通信業)などが。こちらからも、労働環境や会社の安定性に関係する情報を集めたいという考えがうかがえます。

基本情報以外にあると嬉しい企業情報は「勤務時間」「残業時間」「昇給・昇格」

多くの求職者は、転職先を検討する際には「長く働き続けること」を前提とするものです。ワークライフバランスや会社の安定性、キャリアステップなどの情報が不透明であれば、その時点で応募をためらうことになり、実際にはマッチしていたかもしれない人材に出会えない可能性もあるのです。 求人広告における募集内容は、基本情報以外に「求職者が入社後の姿をイメージできるような幅広い情報」を掲載しておくほうが、より多くの応募者を集めることにつながり、マッチングの確率も高めることができるでしょう。

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