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調査データ

働きながら転職活動する人の実態における調査報告

2016年5月20日

マンパワーグループは、20~59歳の過去5年以内に転職経験を持つ正社員の男女を対象に、「転職活動を始めてから内定が出るまでの期間」「働きながら転職活動を進める際に苦労した点」についてのアンケート調査を実施しました。

調査時期
2016年1月
有効回答
400人

目次

転職活動を始めてから内定が出るまでの期間は、39.0%が「1ヶ月未満」

過去5年以内に転職を経験した20~59歳の正社員の男女400名にアンケート調査を行った結果、転職活動開始から内定が出るまでの期間については、全体の4割近くとなる39.0%が「1ヶ月未満」と回答しました。次いで、30.8%が「1〜3ヶ月未満」、21. 3%が「3〜6ヶ月未満」となっています。多くの人は、なるべく早く転職先を決めようとする傾向にあり、長引いても6ヶ月まで。それ以上の期間をかけるケースは少ないようです。

転職活動を始めてから内定が出るまでの期間は、39.0%が「1ヶ月未満」

仕事をしながらの転職活動で最も苦労したことは「平日の面接が多い」

働きながら転職活動を行う際に苦労した点については、「平日の面接が多い」との回答が最も多く、全体の33.8%となっています。また、こうした背景があるためか、「数多く応募できない」と24.0%が回答しました。さらに、「連絡が取りにくい」(20.3%)、「面接のセッティング」(19.3%)などが上位を占め、平日の活動の難しさがネックとなっているようです。 また、平日に現職の仕事と転職活動を並行することで、「在職中の仕事がおろそかになる」(6.8%)との回答も。さらに、「転職用の服装で在職中の会社に通勤しにくい」(6.5%)という回答もあり、オフィスカジュアルが基本の職場に勤務していた場合には、面接用のスーツでは出社しにくいと答えた人もいることがわかりました。

仕事をしながらの転職活動で最も苦労したことは「平日の面接が多い」

まとめ

今回の調査で、転職活動にかける時間は「短期間に収める傾向」があることがわかりました。多くの人は、失業期間のリスクを避けるために、働きながらスムーズに転職先を決めたいと考えているものです。

しかし、そこには、現職の仕事と転職活動を並行する難しさがあり、それによって面接日程の調整がつけることができず、応募社数を絞らざるをえない状況があるようです。会社勤務の場合は、平日に仕事しているケースがほとんどのため、平日中心に行われる転職活動では足を運べる企業の数にも限界があり、マッチングのチャンスを逃しているケースも多くあると言えそうです。

より多くの人材に出会うためには、企業側が求職者の状況を把握し、ケース・バイ・ケースの対応を行うことが必要となりそうです。電話による諸連絡は相手の休憩時間に行う、業務時間内にスピーディーにやりとりできる方法を考える、平日夜間や休日にも面接を実施するなど、柔軟な対応を行うことはもちろん、相談に応じてこうした対応が可能であることを募集広告にも明記するといいでしょう。
転職活動におけるハードルをできる限り減らすことで、より良い人材と出会う確率を高めていきましょう。

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