キャリアの意味とは? 人事担当から見て魅力的なキャリアとは?

キャリアの意味とは? 人事担当から見て魅力的なキャリアとは?

世間でいう「キャリア」とは何か

「キャリア」という言葉は近年では世間で頻繁に使われる言葉ですが、そもそもキャリアの定義とは何なのでしょうか。
実はこのキャリアという言葉は様々な場面で使われているため、大抵が大雑把なイメージで捉えられ使われていることが多いのです。キャリアとは、一般に仕事・経歴・就職・出世などのイメージで使われることが多い言葉ですが、厚生労働省が提唱しているキャリアの概念(※1)の中には、『時間的持続性ないしは継続性を持った概念』として定義されています。

本来キャリアとは、就職・出世・現在の仕事等の点や結果を指す言葉ではなく、働くことに関わる「継続的なプロセス(過程)」と、働くことにまつわる「生き方」そのものを指しているのです。
つまり、キャリアを積むということは、この仕事の経験を積むという事だけではなく、その仕事に取り組むプロセスの中で、身につけていく技術・知識・経験に加えて、人間性を磨いていくこと、そしてプライベートも含めた自分自身の生き方を磨いていく事なのです。

※1:厚生労働省『キャリア形成を支援する労働市場政策研究会』報告書

転職市場で評価される「キャリア」とは

キャリアが仕事を含む生き方全体を示すのであれば、人の生き方に「良いも悪いもない!」と言いたくなりますが、残念ながら転職市場においては、評価されるキャリアと評価されないキャリアがあります。
では、転職活動で企業に評価されるキャリアとはどんなキャリアなのでしょうか。

キャリアを判断するポイントが日本には5つあります。1つ目は、「技術・知識を示す経験」、2つ目は「転職回数や社格など含めた転職履歴」、3つ目は「日本特有の判断基準である年齢」、4つ目は「人となりを表す考え方・人間性」、最後5つ目は「外的要因である景況感とトレンド」。この掛け合わせでキャリアは判断をされます。

例えば、法人営業経験2年の26歳。大学卒業後、自分が何をしたいかわからず、海外への旅に出てしまい、実際の就業経験も2年間しかない。でも、海外の旅で身につけた挑戦心や柔軟性、周りの人間との調整力などは、仕事においてもお客様との折衝など十分発揮してきている。
こういう人は、たとえ就業経験が短くてもそれと同等の経験と人間性を磨いてきていると判断をされる可能性があります。そして、これからの成長に期待したいと評価を受ける可能性が高いですね。

では、30代後半の方の事例を見てみましょう。例えば、38歳で転職回数4回。でも一貫して、SEの経験を積んできており、直近で取り組んできたプロジェクト内容はまだまだ市場が拡大しているアプリ開発で、その経験を生かせる職場への転職を希望し、非常に意欲的。
こういう方は多少年齢が高くなったとしても、キャリアが評価される可能性が高いですね。

つまり、どれかひとつが秀でていればよいのではなく、先に挙げた5つの要素の掛け合わせでキャリアの評価は決まってくるといえます。

自分のキャリアは生き方そのもの。自分で磨いていくもの

5つの要素の掛け合わせであるということは、単に経験を積めばいいものではないということになります。仕事に臨む中で、どんな経験が積めるか、どんな力がつくのかを考えること、そして、一度入社をしたら力がつくまでは安易に転職をしないこと、同時に、今だけではなく、先を見据えて年齢に応じた力をつけていくこと、技術や知識面だけではなく、仕事をする中で失敗や努力を通じて、「正しい判断力」や「周りとの調整力」などの人間性を磨いていくこと、そして、時代のトレンドを読み、今の仕事が10年後の市場で拡大しているのか、縮小しているのか、今の景況感はいいのか、悪いのかなどの経済の流れを読む事、それらが総合的に必要になってきます。

ただ、全てを平均して強くすることは難しいかもしれません。そのため、自分はどの要素とどの要素は意識して強化していくけど、この要素は多少欠けていてもよい。そのように自分なりの優先順位を考えキャリアを描いていく事が大事です。
これこそが今まさに言われている「個々のキャリアデザインの時代」ということなのです。

マンパワーグループでは、正式登録がお済みの方は無料でご参加いただけるキャリアカウンセリングを実施しています。詳細・お申込みはこちらをご覧ください。
>キャリアカウンセリング

プロフィール

I.S

入社10年目、アカウントセールスを経てスタッフコンサルタント主任

数年前に取得したキャリアカウンセリングの資格を生かし、多くの求職者のお役に少しでも立ちたいと思っています。

趣味 オルガン演奏
好きな言葉 臨機応変
口癖 なるほど
将来の夢 一人でも多くの方のキャリアカウンセリングをすること

TOPへ