退職願、退職届、辞表。それぞれの書き方を見本付きで解説

「退職願」と「退職届」と「辞表」、それぞれの違い・書き方って?

「退職願」と「退職届」と「辞表」。一見どれも同じもののようにとらえがちですが、実は内容が異なります。それぞれの役割を理解し、必要に応じて提出するようにしましょう。

「退職願」と「退職届」とは?

「退職願」は、労働契約の解約を願い出るものです。会社に退職を申し込み、承諾がなされてから初めて退職となるため、提出した時点では退職となりません。相手が承諾するまでは撤回することができます。

一方、「退職届」は会社への明確な意思表示となり、受理された時点で退職となります。こちらは撤回することができません。また、通常「退職願」は自己都合による退職の際に使用し、「退職届」は会社都合での退職で使用する場合が多いようです。

「辞表」を出すのは役員や公務員のみ

「辞表」は、一般社員は使わない書類で、会社の運営にかかわる役員が役を辞する際や、公務員が提出するものです。

「退職願」と「退職届」の書き方

では、具体的に「退職願」と「退職届」はどのように書いたらよいのでしょうか? 会社によっては決まった書式がある場合もありますが、多くの場合はフォーマットがありません。白無地の封筒とA4サイズの便箋などを使用し、黒インクで明記します。また、押印も忘れずに。書き終わったら誤字脱字がないかを確認し、万が一間違ってしまった場合は、新しい用紙にもう一度書き直しましょう。

・退職願
実際の記入例を紹介します。

退職願

1.冒頭の行に「退職願」と書きます。行の真ん中、もしくはそれより上側に書くようにします。

2.本文の書き出しとして、「私事」もしくは「私儀」とします。「わたくしごとではありますが......」という意味合いがあり、行の一番下に記入します。

3.退職理由は詳細を書く必要はないので、どんな理由であれ「一身上の都合により」と書きます。

4.退職日を和暦(平成○年)で記載します。

5.「退職を願い出る」書類なので、「退職する」と言い切らず、伺いを立てる形式で「お願い申し上げます」とします。

6.退職願を提出する日付を和暦で記載します。

7.退職日時点での所属部課を書きます。自分の氏名が、末尾の社長の氏名より下にくるように書き出しを少し下げるようにしましょう。

8.自分の氏名の後に、押印をします。三文判でも問題ないですが、シャチハタは避けるようにしましょう。

9.会社の正式名称を書きます。

10.宛名は社長とし、フルネームで記載します。敬称は「殿」、もしくは「様」を用います。

封筒
表に「退職願」と記載し、裏面には、自分の所属部課、氏名を記載しましょう。

退職願封筒

・退職届
次に退職届の記入例です。

退職届

退職願と同じ書式ですが、冒頭を「退職届」とし、「~退職いたします。」と、語尾を断定的な言い方に変えるようにします。

辞表の場合は、冒頭を「辞表」「辞職届」などとし、文中の退職を辞職に変えます

縦書き? 横書き?

縦書きの方が一般的ですが、横書きでも間違いということはありません。必要な事項の記載を忘れないように作成し、提出しましょう。

提出の前にまずは上司に相談を

退職を決めたら、いきなり届出をするのではなく、まずは上司に相談をしましょう。了承が得られ、退職の期日が決まった上で、手続き上必要な書類を作成します。上司に提出をする際には、必ず手渡しするのがマナーです。

似ているようでそれぞれ役割の違う3つの書類。会社によって必要とされるものも異なるため、確認して間違いのないように。スムーズな円満退社を目指しましょう。

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プロフィール

D.A

入社22年目、10年アカウントセールスを担当、現在もプレイングマネージャー

仕事で関わった方のその後の活躍を聞くのが何よりも大好物。飲み友達も多数。

趣味 料理
好きな言葉 温故知新
口癖 ちょっといいか?
将来の夢 定年退職後は趣味も兼ねてそば職人

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