IT業界の平均年収とは?企業別・職種別で平均年収を紹介

it-salary.jpg

コンサルタントというと年収が高いというイメージをもっている人も多いのではないでしょうか?しかし、コンサルタントの仕事に興味があるものの、実際の年収はどれくらいなのか、どうしたらなれるのか知っている人は多くありません。また、コンサルタントといっても、ITコンサルタントや建設コンサルタントなど種類もさまざまです。ここでは、コンサルタントの仕事内容や平均年収、どのような資格やスキルが求められるのかもあわせて解説していきます。興味のある方は参考にしてみてください。

【企業別】IT企業の平均年収ランキング

ランキング会社名平均年収平均年齢
1 株式会社 野村総合研究所 1,166万円 40.2歳
2 日本オラクル株式会社 1,027万円 41.7歳
3 株式会社 三菱総合研究所 975万円 43.2歳
4 株式会社 ジャストシステム 951万円 39.6歳
5 KDDI株式会社 936万円 42歳
6 トレンドマイクロ株式会社 915万円 39.4歳
7 任天堂株式会社 903万円 38.6歳
8 ISID 897万円 40.9歳
9 株式会社 オービック 877万円 36.2歳
10 株式会社 NTTドコモ 874万円 40.2歳
11 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 855万円 40.5歳
12 新日鉄住金ソリューションズ株式会社 837万円 39.4歳
13 株式会社 NTTデータ 821万円 38.4歳
14 株式会社 大塚商会 808万円 40.7歳
15 東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 807万円 41.3歳
16 日本ユニシス株式会社 790万円 45.2歳
16 富士通株式会社 790万円 43.3歳
18 グリー株式会社 779万円 33.8歳
19 ネットワンシステムズ株式会社 773万円 39.6歳
20 ヤフー株式会社 767万円 36歳

※「2018年3月時点」
※参考
IT系上場企業の平均給与を業種別にみてみた 2018年版[前編]~ネットベンチャー、ゲーム、メディア系 - Publickey|IT系上場企業の平均給与を業種別にみてみた 2018年版[後編] ~ パッケージソフトウェア系、SI/システム開発系、クラウド/キャリア系企業


【職種別】IT系職種の平均年収一覧

IT業界にはさまざまな職種があり、その職種によっても平均年収に幅があります。以下の表で見ていきましょう。

業界職種
ソフトウェア業界 プログラマー/システムエンジニア/ネットワークエンジニア
ハードウェア業界 組込みシステムエンジニア/サーバー・セキュリティエンジニア
情報処理サービス業界(SI) ITコンサルタント/SEOコンサルタント/セールスエンジニア
インターネット・WEB業界 WEBデザイナー/WEBディレクター

※「2017年8月時点」
※参考
IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果

ITコンサルタントやセールスエンジニアは、特にエンジニアとしての知識や経験、そのほか、コミュニケーションスキルなども必要とされる職種であり、年収が高くなっています。また、WEBサイトの企画や統括を担うWEBプロデューサーおよびその実務を遂行するディレクターも年収が高い傾向です。

ネットワークエンジニアはあらゆるOSやハードウェアなど幅広い知識が必要とされます。また、どのエンジニアであってもマネジメントなどの役職がつく場合はさらに年収が高くなります。

それぞれの職種の詳しい仕事内容については後半で説明します。


IT業界とは

IT業界は大きく4つの分野にわけられます。以下で詳しく説明していきます。

ソフトウェア業界

ソフトウェアとは、コンピューターに指令を与えて動かすプログラムのことをいいます。ハードウェアは目に見えますがソフトウェアは形をもちません。

また、ソフトウェアはOS(オペレーティング・システム)とアプリケーションの2種類にわけられます。OSはハードウェアを動かすための基本システムで、代表的なものにWindowsやmacOS、スマートフォン向けのiOS・Androidなどがあります。アプリケーションは特定の目的に応じてつくられOS上で作業を行うもので、メールソフトや表計算ソフトなどがあります。

ソフトウェア業界はクライアントの様々なニーズに応えてOSやアプリケーションを設計・開発しています。

ハードウェア業界

ハードウェアはパソコン本体やその周辺機器(キーボード・ディスプレイ・プリンターなど)などの物理的な機械・装置を指し、それらを扱うのがハードウェア業界です。

現在では、IT技術が利用できるスマートフォンやゲーム機、電化製品などもハードウェアに含まれます。スピーカーやテレビといった身のまわりのいろいろなものをインターネットに接続することで新たな価値を生み出す「IoT(Internet of Things)」は最近特に注目されその規模を広げています。

情報処理サービス業界(SI)

経営課題をITによって解決することを目的として、必要なサービスすべてを提供します。SI(システムインテグレータ)とも呼ばれています。

具体的には、システムの企画立案、ハードウェアの選定、データベース構築、ソフトウェアの開発・管理、運用後の保守・管理まで行います。また、企業の抱える課題や競合他社の分析を行い、解決策を提案するコンサルティングもおこないます。

インターネット・WEB業界

インターネットをつかったあらゆるサービスを提供するのがインターネット・WEB業界です。企業のwebサイトの運営や、ポータルサイト・SNS・ショッピングサイトの運営など、大きくわけて企業向けのサービスと個人向けのサービスがあります。

企業向けのサービスとしては、WEBサイトのデザイン・制作やネットワークの構築、インターネット広告などがあります。個人向けのサービスとしては、SNSや個人向けのポータルサイト制作、インターネットショッピングなどがあります。


どのような職種があるか?

では4つの業界ごとに具体的にどのような職種があるか、代表的なものを見ていきましょう。

職種平均年収
ITコンサルタント 929万円
WEBプロデューサー/ディレクター 793万円
セールスエンジニア/マーケティング 783万円
ネットワークエンジニア 758万円
組込みシステムエンジニア 604万円
プログラマー 592万円
システムエンジニア 569万円
WEBデザイナー 411万円



プログラマー

システムエンジニアが設計した仕様書にしたがってプログラミングを行います。PHPやJavaScriptなどさまざまなプログラミング言語を習得する必要があります。

システムエンジニア(SE)

顧客の要望にしたがってヒアリング、要件定義からはじまり、システムの設計・開発を行います。システム開発全般に関わり、在籍企業や案件によってコンサルティング業務やマネジメント業務を行うSEもいます。

ネットワークエンジニア

快適にデータの送受信ができるネットワーク環境をつくるために、ネットワークの設計・構築・運用を行います。

組込みシステムエンジニア

家電や携帯電話などさまざまな機械に組み込まれるソフトウェアを開発します。安全で精度の高い製品をつくるためハードウェア・ソフトウェア両方の知識が必要となるほか、最先端のIT技術を学び続けることも重要です。

サーバー・セキュリティエンジニア

サーバー機器の設計・構築・運用・保守などを担当します。サイバー攻撃やウィルス感染などのリスクに備えたシステム設計を行います。

ITコンサルタント

顧客の抱える課題をヒアリング・分析して、システムの提案を行います。ITの知識だけでなく経営に関する知識やコミュニケーションスキルも求められます。SEの経験者がキャリアアップとして目指すことが多い職種です。

SEOコンサルタント

SEOとは検索エンジンの最適化のことであり、そのためのコンサルティングを行うのがSEOコンサルタントです。Googleなどの検索エンジンで顧客のWEBサイトを上位表示させ、商品の売上アップなどにつなげるための施策を提案します。

セールスエンジニア

顧客企業に営業担当と一緒に出向き、自社システムや製品の提案・説明を行います。システムを導入した際の研修をおこなうなど、導入後のサポートを担当することも多いです。

WEBデザイナー

WEBサイトのデザインを担当します。美的センスだけでなく機能性のあるデザインを手がけることも重要です。プログラミング言語の知識も求められます。

WEBディレクター

WEBサイト制作の監督・指揮をします。WEBデザイナーやプログラマーなどWEBサイト制作に携わるスタッフをまとめ、進行管理を行います。


IT業界で高収入を得るためには

IT業界で高収入を狙うためにどのようなことが大切か解説します。

資格取得で年収は上がる?

さまざまなIT関連資格を取得することで業務の幅が広がるだけでなく、会社によって資格取得の際に「報酬金」や「資格手当」が出ることもあります。ここでは特にインセンティブが得られやすく、キャリアップにも役立つおすすめの資格を以下で3つ紹介します。

システム監査技術者試験

システム監査技術者は客観的な立場から情報システムを監視して、リスクやコントロールを点検・評価、その結果の報告や改善勧告をします。ITコンサルタントを目指している人におすすめの国家資格で、2017年度の試験応募者数は4,151名、合格率は15.1%です。

※参考
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:システム監査技術者試験

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャーはシステム開発プロジェクトの計画立案から人材の確保、品質や予算、工程の管理も行い、プロジェクト全体の責任を持ちます。エンジニアとしての高いスキルや経験が必要とされるほか、マネジメント能力も求められます。国家資格で2017年度の試験応募者数は18,291名、合格率は13.1%です。

※参考
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:プロジェクトマネージャ試験

ITストラテジスト試験

ITストラテジストは、企業の経営戦略を実現するために、情報技術を活用して事業戦略を立て推進していきます。高度なITスキルだけでなく経営に関する知識が必要とされます。CTO(最高技術責任者)・CIO(最高情報責任者)・ITコンサルタントなどを目指す人におすすめの国家資格です。2017年度の試験応募者数は6,984名、合格率は14.7%です。

※参考:
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:ITストラテジスト試験

求められる能力とは

資格取得のほかにどのようなスキルがあると高収入につながりやすいのでしょうか。

2017年に経済産業省が発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると「ITスキルのレベル」の次に「コミュニケーション能力(含むマネジメント能力)」がIT人材の給与水準に大きく影響を与えていることがわかりました。また、「成果」も給与決定の際に重視される要素としてあげられています。

ITスキルはもちろんですが、高いコミュニケーションスキル・全体を統括するマネジメント能力を持ち、しっかりと成果を出せる力が求められているのです。


まとめ

IT業界は慢性的な人材不足に陥っているため、平均年収も高く設定されています。特に、大手企業のエンジニアは、600万円以上の年収を得ることも難しくはありません。職業別ではITコンサルタントの年収が高くなっています。

また、資格取得やコミュニケーション能力・マネジメント能力などを磨くことでさらなる年収アップやキャリアアップを目指せるでしょう。

TOPへ