【最新版】製薬会社の年収ランキング 製薬会社の年収が高い理由まで解説!

【最新版】製薬会社の年収ランキング 製薬会社の年収が高い理由まで解説!

目次

製薬業界と聞くと、高収入というイメージをもつ方も多くいるのではないでしょうか。しかし、あくまでもイメージであって実際の年収について詳しく知っている方も少ないでしょう。

実際に製薬会社の年収はどのようになっているのか、また年収が高い理由はあるのでしょうか。ここでは、年収ランキングなど転職する上で気になる製薬業界の年収について紹介します。

製薬会社の平均年収ランキング

はじめに、製薬会社の平均年収ランキングを15位まで紹介します。

順位企業名平均年収
1 ソレイジア・ファーマ株式会社 1,576万円
2 シンバイオ製薬株式会社 1,195万円
3 第一三共株式会社 1,104万円
4 そーせいグループ株式会社 1,088万円
5 アステラス製薬株式会社 1,079万円
6 大塚ホールディングス株式会社 1,076万円
7 エーザイ株式会社 1,045万円
8 武田薬品工業株式会社 1,039万円
9 ペプチドリーム株式会社 1,016万円
10 サンバイオ株式会社 1,010万円
11 中外製薬株式会社 953万円
12 キョーリン製薬ホールディングス株式会社 930万円
13 塩野義製薬株式会社 919万円
14 小野薬品工業株式会社 906万円
15 アンジェス株式会社 886万円

※参照
平均年収ランキング 医薬品企業の平均年収ランキング1位~65位


製薬会社はなぜ年収が高いのか

専門知識が必要

製薬会社では、新しい薬の研究開発を行っています。そのため、製薬会社は化学とともに生物学の知識も問われる業種です。さらには必要とされる知識の中には、大学卒業レベルでも得ることができない専門性の高いものが多数存在しています。

誰もがもっている知識やスキルではないために、高い年収を設定して、人材を確保したい製薬会社が多いという側面があります。

また、営業職であるMRにおいても、同様に専門的な知識が必要です。

精神的負担が大きい

製薬会社が作り出す薬は、多くの人の命を救う存在です。今現在も、病気で苦しんでいる人が多くいて、新しい薬の誕生を待っているという事実があります。一方で、新薬を開発しても、実際に患者さんに投与してから分かる副作用や健康被害もあります。

また医療関係者から信頼を得るためには、医薬品や医学の勉強を一生続けなくてはなりません。それに加えて、研究や開発に携わる人々は常に緊張感を持って実験や治験をおこなう必要があります。MRと呼ばれる営業職の人々は、医療現場に最新で正確な情報提供をすることが求められます。

人の命に関わることですので社会的な責任が大きいゆえに、プレッシャーやストレスも多くメンタル面の強さが問われる仕事です。

製薬業界の利益率が高い

製薬産業は、21世紀の成長産業と呼ばれるなど、非常に利益率が高い市場です。特に、日本の製薬会社は非常に高い付加価値を生み出していることでも有名です。

これは、日本政府が目指す方向とリンクしており、医薬品や医療機器産業における中長期的将来像を描いている「医薬品産業ビジョン2013」によって、国を挙げた支援を実施しているからです。また、長期に渡って薬の価値を維持できるように、新薬の生産をスタートさせてから約20年間もの間は、特許で保護されています。初期投資は莫大ですが、製品化されると非常に利益率が高いのです。


日系と外資系との年収の違いは?

実力をつけて、転職をすることも当たり前となっており、終身雇用の概念がないため、住宅補助や退職金制度といった福利厚生はありません。日系企業は年齢、勤続年数と役職や給与が比例上昇する年功序列制度となっていることが通例でした。

外資系では、能力・成果主義を採用しているケースが多く、能力による昇給昇格や、成果に応じてインセンティブの支給があります。そのため、成果が年収にダイレクトに影響されます。
実力をつけて、転職をすることも当たり前となっており、終身雇用の概念がないため、住宅補助や退職金制度といった福利厚生はありません。


職種による年収の違いは?

製薬会社の職種としては、大きくわけて研究・開発職と営業職(MR)に分類されます。年収は職種によって異なります。

研究・開発職

研究・開発職の平均年収は、20代では400万円、30代では550万円前後となっています。これは、一般的なメディカル系の技術職と比較して70万円以上高いのが特徴です。

研究・開発職では、医薬品や医療機器などの研究や開発を行います。一般的に研究職は薬の開発、開発職はその薬が生体にどのような影響を及ぼすのかについて実験するという役割を担います。さらには、その結果をデータとしてまとめて、安全性を確保した上で、承認申請業務も担当します。

現在使用されている医薬品は、2010年以降、続々と特許が切れることになっているので、特に今は研究開発分野は非常に注目されている職種でもあります。

営業職(MR)

自社医薬品の適正な使用と普及のために、医療関係者に情報提供するのがMRです。年収傾向を見ると、20代の平均が500万円、30代では700万円前後となっています。全業界の営業職と比較すると、100万円以上高くなり、研究・開発職と比較しても30万程度高くなっています。

また、現在納入しているものだけでなく、新たに開発したものを紹介したり、医療業界のトレンドを伝えたり、季節性の疾患情報を提供するという点も重要な仕事です。


製薬業界の将来性

2010年あたりから特許が切れる医薬品が多くなり、業界全体が大きな転換期にあります。そのため新薬開発が進められる一方、ジェネリック薬品などは現在の価格からさらに下がるでしょう。

また、薬価自体も年々改正されて下がってきています。しかし、研究開発には多額の費用がかかるため、収益性の低いものは開発や生産を中止したり、安価なジェネリック医薬品への置き換えを進めたりと時代に合わせた変化も求められています。

このように転換期を迎えていますが、人々の健康や生活に直結する仕事であり、薬を必要としている患者さんはたくさんいます。医療に貢献し、人々の命を救う仕事はやりがいのある仕事と言えます。


まとめ

製薬会社は、平均年収としては他業種と比較して高い傾向があります。今後、製薬業界へ新規参入の会社も現れると考えられます。自分のスキルや学んだことを活かして高収入にチャレンジしてみたいなら様々な企業を比較してみるとよいでしょう。

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