ママが働きやすい職場環境とは?転職時に見極めたい仕事の内容や環境

ママが働きやすい職場環境とは?転職時に見極めたい仕事の内容や環境

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「社会と関わりを持ちたい」「生活のために」と、理由はさまざまですが、もう一度働きたいと考えている女性はたくさんいます。しかし「まだ子どもが小さいし」「急に休むことになったら迷惑をかけるかもしれない」などと考えてしまうと、初めの一歩が踏み出せないこともあるのではないでしょうか。 そこで今回は、ママが働きやすい職場環境や、転職時に見極めたい仕事の内容をまとめました。

ママにとって働きやすい雇用形態を探す

転職といっても、正社員にこだわる必要はありません。まずは自分が何時間ほど働けるのかを考えてみましょう。毎日、もしくは1週間や1カ月など、働ける時間を具体的に考えます。「週3回、1日4時間労働」のパート社員から「1週間で40時間」の正社員、契約社員と、雇用形態は多様化しています。長時間家を空けられないのであれば、在宅社員という選択肢もあります。また「残業なし」を希望する場合、登録会社から事前に情報をもらえる派遣社員という選択肢も検討材料のひとつとなるでしょう。

またいつも家にいたママの留守が増えることは、子どもにとってストレスの要因ともなり得ます。その点を踏まえると、パートから正社員になるなど段階的に就業時間を延ばす雇用形態の選択もおすすめです。

子育てしやすい職場環境とは

すでに子どもが保育所に通っているものの、送り迎えの時間が転職希望先の就業時間に合わない場合があるかもしれません。またこれから保育所を探さなければならない際にも、送り迎えの時間と転職希望先の就業時間の兼ね合い、という問題が出てきます。

まずは通勤から帰宅までのタイムスケジュールをイメージして、働ける時間を算出しましょう。通っている保育園で預けられる時間は何時までなのか、送迎の時間に間に合う就労時間なのか、まだ保育園を探している段階ならば勤務地から送迎しやすい場所に保育園があるのかなども、ママが働きやすい職場を選ぶ大切な要素と言えます。

最近では、「駅型保育園」の開設が進んでいたり、託児所サービスを設ける企業が増えたりなど、子育てと仕事の両立を支援する取り組みも増えているので、仕事を探す際に検討してみるのも良いでしょう。

休暇の取りやすさをチェック

子どもの学校行事や子どもが体調を崩した際にも対応できるよう、休暇の取りやすさもチェックしておく必要があります。転職を考えるママにとって有給休暇などの休みの取りやすさは重要なポイントです。

まずは企業の「年間休日数」を確認しましょう。「週休2日制+祝日休み」であれば、年間休日は120日弱です。これにGW、夏休み、年末年始の特別休暇を加えると、年間休日が130日近くになる職場もあります。
一方、「隔週週休2日」や「日曜日+祝日のみ休み」の場合、年間休日は100日前後です。職場によって年間約1カ月も休日数に差が出ます。

また、有給休暇の取得率も見逃せません。有給休暇取得率の高い企業は求人時に積極的にアピールしています。
面接の際には、子どもの送迎や病気になった場合の家族の協力体制がどのようになっているのかを伝えた上で、どうしてもの場合に欠勤や早退、遅刻をさせてほしい旨を伝えておくと良いでしょう。
また同じ境遇の方が職場にいるのかも、子育てママに理解がある職場かどうかを知る1つの方法です。

業務内容や環境を事前に確認

せっかく転職しても、向いていない仕事や忙しすぎる仕事であれば続けることが難しくなります。
時間や勤務地のみに限って仕事を決めてしまうと、長く続けていけず、すぐに次の仕事を決めなければならなかったり、保育園を退園しなければならなくなるかもしれません。

面接時に応募した業務の上司と直接話す機会があれば、自身の仕事の経験を伝えた上で、応募職種の仕事内容と似ている部分あるかどうか、実際の職場での仕事の流れなどを確認しましょう。
さらに、自分の担当することになる業務を何人で分担するのか、代わりがいるのかなど、役割分担についても確認しておくと良いでしょう。

また企業によっては、実際の職場を案内してもらえることがあります。見学は、職場の雰囲気を知る手掛かりとなります。
見学者に気持ち良くあいさつをしてくれる雰囲気か、男女の比率、飛び交っている会話、どれくらい皆が忙しそうに動いているかなど、ママが働きやすい環境かどうかという視点を持ちながら見学させていただきましょう。

おわりに

働きやすい職場は人によってさまざまですが、小さな子どもがいる場合、就労時間や休みの取りやすさ、理解ある職場環境は、ママにとって仕事選びの大切な判断材料となります。
「ママ業」のかたわらの転職活動は時間も就業場所も限られるため、全ての条件を満たす職場を探すことに難しさを感じることもあるかもしれませんが、譲れる条件と譲れない条件は明確にし、自分にとって働きやすい職場を見つけましょう。

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