転職活動の仕方は、「退職後」派?「働きながら派?」

転職活動の仕方は、「退職後」派?「働きながら派?」

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転職をする時に迷うことはいろいろありますが、そのひとつに「退職してから転職活動に専念する」のか、「働きながら転職活動をする」のか、つまり転職活動のタイミングの問題があると思います。どちらがいいとは一概にはいえませんが、それぞれのメリット、デメリットをしっかり理解した上で、自分に合ったやり方で納得のいく転職がしたいものです。

53:47。「退職してから」と「働きながら」はほぼ同じ!?

転職経験者に対して行ったある調査によると、「退職してから転職活動に専念する」が53%、「働きながら転職活動をする」が47%とあまり変わらない数字となりました。また、転職活動が「成功だった」という回答は「退職してから転職活動に専念する」が73%、「働きながら転職活動をする」が93%という結果で、どちらも「失敗だった」という回答を大きく上回っています。ということは、どちらを選ぶかは本人のスタイル、考え方によるということでしょうか。

あなたは「退職後から」派? それとも「働きながら」派?

まず53%とやや多かった「退職してから転職活動に専念する」について考えてみると、何といっても最大のメリットは、「時間にゆとりがあること」です。これまでの仕事を振り返ったり、今後の方向性についてじっくり考えたりすることもできます。また、集中してスキルアップに取り組むことや、面接に対する準備に時間をかけることもできます。会社を辞めているので、遠慮や気兼ねなく転職活動に専念できたという声も。一方デメリットとしては、やはり経済的な問題でしょうか。活動中は収入がなくなるわけですから、生活費や面接を受けるための交通費など、細かい出費が重なると貯金を切り崩さなければならなくなることも。また孤立しがちで精神的に不安になりやすく、早く転職先を決めようという焦りにつながることもあるようです。
一方、47%の「働きながら転職活動をする」方はどうでしょうか。もちろん最大のメリットは、「働いているので、経済的な不安がない」ことでしょう。また、ずっと働いているので、「キャリアが途切れない」というメリットもあります。一方デメリットはやはり「時間がないこと」が挙げられます。特に転職先が地理的に離れている場合などは移動時間、面接の時間調整などスケジュール管理がかなり難しくなることもあります。また、忙しいことで活動の目的自体があいまいになり、採用するサイドからすると「本気で転職を考えているのか?」と思われてしまいかねません。活動に熱を入れる分、本来の仕事に影響が出てしまうこともあるかもしれません。

大事なのは、時間的な目標

どちらを選ぶにしても、今の自分の働き方や生活のスタイルを一度じっくり考えてみる必要があります。転職後のイメージをしっかり持つことも必要です。今よりスキルアップしたいという思いが強ければ、そのための時間は必要になるでしょう。働きながら活動することを選ぶのなら、時間管理をしっかりしなければいけません。平日は仕事をして、プライベートな時間を割いて転職活動というのは、相当な覚悟が必要です。どちらを選ぶにせよ、大事なのは、「時間的な目標を決めて活動すること」です。辞めてから探す場合は、ブランクが長いとどうしても次の仕事に就く上で不利になりがちです。働きながら探す場合も、いつまでに転職を決めるという目標があったほうが、モチベーションも維持でき、活動に集中できます。自分に合った転職活動を選んで、納得のいく転職につなげていきましょう。

プロフィール

D.A

入社22年目、10年アカウントセールスを担当、現在もプレイングマネージャー

仕事で関わった方のその後の活躍を聞くのが何よりも大好物。飲み友達も多数。

趣味 料理
好きな言葉 温故知新
口癖 ちょっといいか?
将来の夢 定年退職後は趣味も兼ねてそば職人

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