故意に厳しいことや返答に困るような質問をする「圧迫面接」。そんな時はどう答えるのがベストなのでしょうか。圧迫面接に当たってしまった場合の対応の仕方をご紹介します。
最大のコツは冷静さを保つこと
答えにくい質問を威圧的にされる圧迫面接。そこで面接官がチェックするのは、緊張する状況で臨機応変な対応ができるかどうかといった点や、ストレス耐性です。仕事をする上で、いつでも相手のコンディションが安定しているとは限りません。機嫌が悪いこともありますし、理不尽なことを言われる可能性もあります。仕事で起こりうる「不測の事態」であなたがどう乗り切るかを見ているともいえます。
圧迫面接を乗り切る最大のコツは感情的にならず、冷静さを保つこと。そして相手が言っていることの内容をきちんと理解し、受け止めることがポイントです。さらに自分のやる気などを付け加えて、前向きに返すようにすることがベストな対応といえます。
実際に圧迫面接を受けた時の切り返し
では実際に圧迫面接で聞かれやすい代表的な質問と、回答例を見てみましょう。
質問例1「もしこの会社に受からなかったらどうしますか?」
(回答例)
「御社は第1志望なのでとても悔しいと思います。しかしその悔しさをバネにして、同じ業界でがんばっていきたいです」
(ポイント)
たとえ不合格になっても、この業界で仕事をしたいというこだわりをアピールしましょう。会社に入ることではなく、業界で活躍したいからこの会社に面接を受けに来ているのだという説得力にもなります。また、「悔しい」と正直な意見を述べることで、素直さや誠実さを伝えることができるはずです。
質問例2「転職の回数が多いですね?」
(回答例)
「おっしゃるとおりです。さまざまな業界を経験しましたが、一貫して◯◯をやってきました。その中で得たことを、御社の◯◯分野の業務で活かせるのではないかと思っています」
(ポイント)
以前の会社でやってきた仕事内容を伝え、会社は違ってもやってきた仕事に一貫性があるということをアピール。そして、今までやってきた仕事の経験を、今の会社でどう役立てるかを伝えると芯が通った話になります。
圧迫面接は誰にとっても嫌なもの。ですが、本気で採用しようとしている人に行う傾向が強いといわれているため、チャンスであるという考え方もできます。もし圧迫面接に当たったら、相手の質問内容を冷静に理解して、前向きに返すということを意識しましょう。

I.S
入社10年目、アカウントセールスを経てスタッフコンサルタント主任
数年前に取得したキャリアカウンセリングの資格を生かし、多くの求職者のお役に少しでも立ちたいと思っています。
趣味 | オルガン演奏 |
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好きな言葉 | 臨機応変 |
口癖 | なるほど |
将来の夢 | 一人でも多くの方のキャリアカウンセリングをすること |