女性が活躍するカギは資格取得にあり
現在働いている女性のなかには、正社員や管理職への登用をはじめ、仕事に対する目標を持っている方も多いと思います。資格取得は、こうした目標を叶えるための武器にもなります。
厚生労働省は「ポジティブ・アクション」で、女性の管理職登用や職域拡大による待遇改善を計画した企業に助成金を支給する、としています。この助成金支給の条件には、女性が職務上必要な能力・知識を修得するためや、資格取得を目的とした研修を企業が実施することも含まれています。つまり、国を挙げて女性の資格取得と、スキルアップ支援が進められているのです。
しかし、資格取得を目的としてがんばろうと思っても、忙しくて挫折してしまった方も多いのではないでしょうか。まずは、具体的な目標と計画を立てること。その上で、希望する資格に合格するための目安時間を知り、どうやって勉強時間を捻出するか考えることがポイントです。
効率的な勉強法はスキマ時間の使い方
社会人の勉強時間確保のポイントは、いかに効率よく覚えて、勉強する時間を短縮できるかです。そのための勉強法のコツを3つご紹介します。
・スキマ時間勉強
まずは、スキマ時間を活かした勉強法。実は、長時間の学習は長い目で見ると得策ではありません。勉強を始めたばかりなら、1日15分程度が最適だという意見もあります。そうすることで、燃え尽きず、継続して勉強ができるのです。
・先に問題集を解く
次に、問題集を解いてから教科書・参考書を読む方法。教科書・参考書から始めると、細かい内容まで逐一勉強してしまいがちですが、問題集を先に解くことで、どのような内容が勉強のポイントなのか、ということが頭に入ります。また、試験で出題される傾向がわかり、その分野に集中的に時間を費やせ、勉強時間を大幅に短縮できます。
・五感勉強法
最後に、暗記モノは五感を使って覚えるのがおすすめです。教科書を読むだけでなく、音声を聴いたり声に出したりすると、より印象深く記憶に残ります。なお、音声はMP3プレイヤーやスマートフォンなどにデータを移せば、通勤中に勉強できるためスキマ時間の活用にもなり、一石二鳥です。
キャリアアップのために資格を取ろう
いかがでしょうか。取りたいけど・・・と思っていた資格に前向きになれたでしょうか。 1つだけご注意いただきたいのは、テキストや問題集の相性が能率に影響を与えてしまうということ。図表やイラスト中心のものが好きという人もいれば、文字中心が覚えやすいという人もいると思います。簡単に決めず、内容を見て、自分に合うものを探しましょう。
女性が社会で活躍しやすい時代になってきています。だからこそ、目先の忙しさを理由に挫折するのはもったいないことです。勉強時間の確保と最適化を図り、資格取得によるキャリアアップを目指しましょう。

I.S
入社10年目、アカウントセールスを経てスタッフコンサルタント主任
数年前に取得したキャリアカウンセリングの資格を生かし、多くの求職者のお役に少しでも立ちたいと思っています。
趣味 | オルガン演奏 |
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好きな言葉 | 臨機応変 |
口癖 | なるほど |
将来の夢 | 一人でも多くの方のキャリアカウンセリングをすること |