メーカーの平均年収は?主要な業界ごとの企業別年収ランキングまで公開

メーカーの平均年収は?主要な業界ごとの企業別年収ランキングまで公開

目次

現在仕事を探しており、メーカーに興味があるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。また、メーカーへ転職して年収アップしたいと考えているかたも多いでしょう。

この記事では、メーカーの平均年収から転職事情までを詳しく紹介します。本記事を、メーカーへの就職・転職を考える際の参考にしてください。


メーカーの年収は他の業界に比べて高い?低い?

メーカー全体の平均年収は465万円と、他の主要業界に比べて高い傾向にあります。ただし、メーカーの中で、360万円程度から620万円程度まで幅があります。

以下の表には、10個の業界が平均年収の高い順に並んでいます。この表から、メーカーはこの中で3番目であり、メーカーよりも平均年収が高い業界は少ないことがわかります。

ランキング業界平均年収
1 総合商社 478万円
2 IT/通信系 466万円
3 メーカー 465万円
4 メディカル 453万円
5 金融 450万円
6 建設/プラント/不動産 419万円
7 インターネット/広告/メディア 413万円
8 専門商社 406万円
9 サービス 379万円
10 小売/外食 359万円

※出典
平均年収ランキング2017(93業種の平均年収/生涯賃金) doda


メーカー全体の平均年収ランキング

メーカー全体の平均年収ランキングのうち、上位30社を紹介します。

順位企業名平均年収平均年齢
1 キーエンス 2089万円 35.9歳
2 三菱ケミカルホールディングス 1440万円 46.1
3 ファナック 1347万円 41.5
4 日立マクセル 1323万円 51.3
5 バンダイナムコホールディングス 1217万円 46.6
6 JXホールディングス 1213万円 44.3
7 シンバイオ製薬 1195万円 49.9
8 ジーエス・ユアサ・コーポレーション 1129万円 52.0
9 キリンホールディングス 1105万円 43.9
10 第一三共 1104万円 42.5
11 そーせいグループ 1088万円 46.5
12 アステラス製薬 1079万円 43.2
13 東京エレクトロン 1077万円 44.2
14 大塚ホールディングス 1067万円 44.3
15 レーザーテック 1049万円 44.0
16 エーザイ 1045万円 44.7
17 ユニデン 1041万円 46.7
18 武田薬品工業 1038万円 40.8
19 ソニー 1014万円 42.3
20 アサヒグループホールディングス 1001万円 42.9
21 アクセル 999万円 43.5
22 富士フイルムホールディングス 971万円 42.7
23 明治ホールディングス 967万円 43.0
24 不二製油 965万円 45.1
25 出光興産 954万円 42.3
26 サントリー食品インターナショナル 953万円 38.0
26 中外製薬 963万円 42.6
28 味の素 954万円 43.1
29 ジェイ エフ イー ホールディングス 942万円 44.5
30 キョーリン製薬ホールディングス 930万円 44.7

※出典
平均年収が高い企業ランキング!(全国 全業界) 年収ランキング

さらに以下では、人気の業界である電機メーカー、食品・飲料メーカー、スポーツ・アウトドア用品メーカーについて、それぞれメーカーの平均年収を紹介します。


電機メーカー平均年収ランキング

電機メーカーの平均年収ランキングのうち、上位20社を紹介します。

順位企業名平均年収平均年齢
1 キーエンス 2089万円 35.9歳
2 ファナック 1347万円 41.5
3 日立マクセル 1323万円 51.3
4 ジーエス・ユアサ・コーポレーション 1129万円 52.0
5 東京エレクトロン 1077万円 44.2
6 レーザーテック 1049万円 44.0
7 ユニデン 1041万円 46.7
8 ソニー 1014万円 42.3
9 アクセル 999万円 43.5
10 大日本スクリーン製造 912万円 43.8
11 アドバンテスト 892万円 45.2
11 ルネサスエレクトロニクス 892万円 45.3
13 横河電機 872万円 44.9
14 日立製作所 871万円 41.7
15 アルバック 857万円 42.7
16 サクサホールディングス 843万円 49.0
17 日本光電工業 840万円 40.3
18 TDK 816万円 43.7
19 東芝 815万円 43.5
19 カシオ計算機 815万円 46.7

※出典
平均年収が高い企業ランキング!(全国 全業界) 年収ランキング


食品・飲料メーカー平均年収ランキング

食品・飲料メーカーの平均年収ランキングのうち、上位20社を紹介します。

順位企業名平均年収平均年齢
1 キリンホールディングス 1105万円 35.9歳
2 アサヒグループホールディングス 1001万円 42.9歳
3 明治ホールディングス 967万円 43.0歳
4 不二製油 965万円 45.1歳
5 サントリー食品インターナショナル 953万円 38.0歳
6 味の素 945万円 43.1歳
7 ダイドードリンコ 903万円 39.0歳
8 コカ・コーラウエスト 886万円 43.9歳
9 日本ハム 870万円 42.5歳
10 日清製粉グループ本社 862万円 42.4歳
11 サッポロホールディングス 858万円 46.7歳
12 日本たばこ産業 857万円 42.4歳
13 江崎グリコ 836万円 43.3歳
14 キッコーマン 808万円 43.0歳
15 森永製菓 803万円 41.7歳
16 日清食品ホールディングス 797万円 39.9歳
17 ハウス食品グループ本社 791万円 41.7歳
18 カゴメ 785万円 41.2歳
19 ヤクルト本社 783万円 42.1歳
20 日本食品化工 773万円 39.8歳

※出典
平均年収が高い企業ランキング!(全国 全業界) 年収ランキング


スポーツ・アウトドア用品メーカー平均年収ランキング

スポーツ・アウトドア用品メーカーの平均年収ランキングのうち、上位10社を紹介します。

順位企業名平均年収平均年齢
1 シマノ 854万円 40.3歳
2 ダンロップスポーツ 696万円 40.9歳
3 アシックス 678万円 39.0歳
4 グローブライド 628万円 43.2歳
5 ミズノ 625万円 42.2歳
6 デサント 577万円 42.2歳
7 ヨネックス
530万円 39.3歳
8 マルマン 510万円 44.4歳
9 グラファイトデザイン 480万円 39.0歳
10 遠藤製鉄所 455万円 41.6歳

※出典
スポーツ用品業界の年収・給料、売上高ランキング 年収ラボ


大手メーカーは年収が高い傾向にある

一般に、大手企業ほど年収は高くなる傾向があります。実際、業界を超えて調査した「平均年収ランキング2000社」のうち上位10企業にフジテレビや三菱商事、東京海上など多くの人が知っている大手企業が含まれています。※

この傾向はメーカーにも当てはまり、上で紹介したランキングにランクインしている企業の多くが大手メーカーであることからもわかります。

※出典
平均年収ランキング1位〜2000社【上場企業編】 平均年収.jp

中小企業でも平均年収が高い場合もある

上記のように、基本的には大手企業の方が中小企業よりも平均年収は高い傾向にあります。しかし、中小企業でも、平均年収が大企業より高い場合もあります。

また、残業が少ない・有給取得率が高いなどの優良企業も存在します。そのため、大手企業か中小企業かという軸のみで判断することなく、興味を持った企業について、ひとつひとつしっかりと情報収集をすることが必要となります。

『就職四季報 優良・中堅企業版2018年版』に掲載されている5,000社のうち、「従業員が300人以下の中小企業で平均年収が高い上位200社」に各種メーカーもランクインしています。また、200社のうち平均年収が1,000万円を超えている中小企業は10社もあり、その10社の中にメーカーも含まれています。※

※出典
「中小企業でも平均年収が高い」トップ200社 就職四季報プラスワン
中小企業でも平均年収1000万は可能?年収の高い中小企業ランキング


メーカー勤務に向いている人は?

たとえば、食品業界であれば「食」に興味をもてる人、自動車業界であればそのメーカーの製品に愛着がある人などがメーカー勤務に向いています。
以下で、メーカーで働くのに向いているのはどのような人かを、大まかな「総合職」「一般職」「技術職」「研究開発職」という区切りで解説します。

総合職

総合職は、マニュアルにはない仕事や責任が重い仕事を任されことが多いです。臨機応変な判断ができる人、自分の仕事にやりがいを感じて努力し続けられる人が向いています。

また、総合職は異動が多いため、さまざまな国や土地で働きたい人におすすめです。定時退社を推奨している企業も増えてきており、仕事はきちんとこなしながらも、自分の趣味や家族との時間を大切にしたいという人でも働きやすいです。

一般職

一般職は総合職とは反対に、定型的な業務を確実に進めることが中心となることが多く、企業によっては総合職のサポートをする場合もあります。そのため、地道な作業が得意でルーティンワークが苦にならない人に向いています。最近では、一般職でも総合職に異動したり、海外で研修を受けられたりと広い範囲で仕事ができる企業もあります。

また、実際に案件を進めていくのは総合職なので、リーダーシップよりまわりに気を配りサポートできる人が向いています。

技術職

技術職は、短い期間でどれだけ完成度の高い製品を作れるかが鍵となります。そのため、常日頃から向上心を持ち、新たな知識を身に付けようと努力する人に向いています。

また、複数人でチームを組んで1つの製品を作ることもあるので、協調性やコミュニケーション能力が求められます。特に、生産技術職は地道な作業が続くことも多いので、継続して取り組める人が適しています。

研究開発職

研究開発を進めていくためには、理学、工学、薬学、農学、獣医学など理系の専門分野の知識・能力が必要となります。またそれらの専門分野について、最新の技術や知識を常に学び続ける勤勉さを持つことも重要です。

加えて、研究開発では成果を出すまでに長い年月を要することも多いため、粘り強く物事に取り組むことができる人が適しています。


メーカーで働くには?

メーカーの中でも、大手や人気の企業で働く方法を、以下で2つ説明します。

経験をつみ転職する

人気のメーカーで働くために、同業種・異業種で経験を積んだあと転職する方法があります。特に同業種であれば、現場での経験が即戦力になり転職に有利です。異業種で働いていた場合も、メーカーは未経験者を多く受け入れているため、比較的転職しやすい傾向にあります。


派遣社員として働く

派遣社員として大手メーカーや人気のメーカーで働く手もあります。派遣社員のメリットとしては、派遣会社に登録した後に、希望する職種や勤務地などの条件を自分で選べる点です。ただ、交通費が出ない、賞与が出ないなどのデメリットもあります。


まとめ

メーカーの平均年収は、他の業界に比べて高い企業が多いです。特に、大手メーカーであれば平均年収が高い傾向にあります。ただし、中小企業の中にも優良な企業は数多くあるので、興味がある方はぜひ調べてみてください。

また、メーカーに向いている人は、総合職・一般職の違いはありますが、全体として企業の製品に愛着がある人、就きたいメーカーの分野に興味をもてる人などです。
この記事を今後のキャリアアップにお役立てください。

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