転職前に福利厚生をチェック

転職前に福利厚生をチェック

目次

従業員の生活向上を助けるのが「福利厚生」

毎月の給与以外に、企業が「従業員の生活向上」に向けて用意する施策や制度が「福利厚生」。企業によって内容が異なり、その種類も豊富です。よく見られる福利厚生には、住居・生活関連、資産関連、健康・技能関連などがありますが、一部の企業ではユニークな福利厚生も用意されています。この「福利厚生が充実しているか?」は、転職の際にチェックしたい大きなポイントの一つです。では、福利厚生にはどんなものがあるのでしょうか?

3つの面から見る福利厚生~「住居・生活」「資産」「健康・技能」~

・住居・生活関連の福利厚生
最近では少なくなっているようですが住居の福利厚生といえば社宅。企業が1棟所有しているものもあれば、借り上げ社宅として賃貸マンションの1室が与えられる場合もあります。社宅のメリットは何と言っても家賃が安いことではないでしょうか。
その他、住宅手当や家族手当もあります。住宅手当は、従業員が支払う家賃や住宅ローンに対して、サポートをする制度です。毎月決められた額が支払われ、賃貸住居や持ち家で生活する従業員を支援します。まり、住宅費の補助に当たります。家族手当は、扶養している家族一人につきいくらという形で手当てを支給する制度です。他には、育児費用として託児所利用手当などを出す企業もあります。

・資産関連の福利厚生
財形貯蓄や従業員持ち株制度など、従業員の資産形成を助ける福利厚生が存在します。財形貯蓄は、給与から一定額を天引きし、その分を積み立てていきます。しかし、めったなことでは引き出せないようになっています。引き出すには条件があり、家を買う・結婚するなど特殊な場合でないと条件を満たせないこともあります。
持ち株制度は、自社の株を優先的に購入できる制度で、給与から一定額を拠出して株を買えます。しかし、売却時の条件が定められていることが多々あります。
すぐに現金化するのは難しいですが、将来に向けての資産形成に大きく役立ちます。

・健康・技能関連の福利厚生
「長期休暇の折、旅行で施設を利用したい」「今後、仕事に生かせるよう資格を取得したい」という希望をかなえる福利厚生もあり、こちらはリフレッシュや自己啓発と呼ばれています。具体的には、宿泊・スポーツ施設の優待利用、資格取得やセミナーにかかる費用のサポートなどがあり、心身の健康やスキルの充実といった面から従業員を支援します。

給与・仕事内容だけでなく「福利厚生」もチェックしたい

転職の際チェックするのは、「自分がやりたい仕事かどうか?」といった仕事内容や、「毎月いくらもらえるのか?」といった給与面だけではありません。「福利厚生には何があるのか?」「どの程度充実しているのか?」という点を見ておくことも大切なのです。なぜなら、福利厚生を活用することで、仕事をして給与をもらいながら、スキルアップやリフレッシュが可能になるからです。求人情報に記載されている「福利厚生」。転職の際には、しっかりと目を通しておきましょう。

プロフィール

D.A

入社22年目、10年アカウントセールスを担当、現在もプレイングマネージャー

仕事で関わった方のその後の活躍を聞くのが何よりも大好物。飲み友達も多数。

趣味 料理
好きな言葉 温故知新
口癖 ちょっといいか?
将来の夢 定年退職後は趣味も兼ねてそば職人

SNSでシェアする

  • ツイートする
  • facebookでシェアする
  • LINEで送る
  • LinkedInでシェア
  • はてなブックマーク

SNSでシェアする

  • ツイートする
  • facebookでシェアする
  • LINEで送る
  • LinkedInでシェア
  • はてなブックマーク