円満退社の3つのコツ。退職日、引き継ぎ、挨拶

円満退社の3つのコツ。退職日、引き継ぎ、挨拶

目次

会社員として働いている限り、何らかの都合で退職することがあるかもしれません。転職・結婚・出産など、その理由はさまざまですが、退職する気持ちが固まったら、まずは今働いている職場にその意思を伝えましょう。その後、退職が正式に決定したら、具体的な退職日を決めて、会社を辞めるための準備や手続きを行うことになります。「立つ鳥跡を濁さず」といいますが、会社を去るときは笑顔で職場を後にしたいものです。今回は円満に退職するためのポイントを3つご紹介します。

退職日は早めに決めて周囲になるべく迷惑をかけない

退職日は早めに決めて周囲になるべく迷惑をかけない

どのような状況で辞めることになっても、職場には迷惑がかかります。自分の退職により、同じ部署の人はもちろん、保険や税務関係の手続きを行う総務や人事担当など、職場の各所でイレギュラーな仕事が発生します。会社によって異なりますが、社内規定で退職日の3カ月前や1カ月前など、退職申告日の期限が決まっている場合もありますが、とにかく退職の申し出は、早ければ早い方が良いでしょう。余裕を持って申告すれば、人事関係の事務処理もミスなく進められますし、退職者もスムーズに次のステップへ踏み出すことができます。

引き継ぎは余裕を持って丁寧に、不要品処理も忘れずに

引き継ぎは余裕を持って丁寧に、不要品処理も忘れずに

円満退社をするにあたり最も重要なのは、後任者への引き継ぎをきちんと行うことです。もしあなたが退職しても、あなたがこれまでしていた仕事はなくなりません。自分で終わらせられる任務については最後まで責任を持って遂行し、後任者が十分に理解できるように余裕を持って丁寧に引き継ぎましょう。前任者と後任者が一緒に同じ仕事をしながら引き継ぎ作業をすることが理想的です。その際には口頭の説明だけでなく、分かりやすくまとめた引き継ぎ資料を作成して渡す方が、後任者も安心して引き継ぐことができます。特に、納期や締切日が決まっている仕事については、退職後に現場が混乱しないように具体的にアドバイスをしたり、取引先へのフォローをしたりするのが良いでしょう。また、トラブルの対処法や取引先へのイレギュラーな対応など、これまでの経験を踏まえたノウハウを伝えると、後任者も余裕を持って新たな仕事に取り組めます。場合によっては退職後も後任者から問い合わせの連絡があるかもしれませんが、誠意を持って対応しましょう。 また、忘れやすいのが不要品の処分です。自分以外の人が使わないデータや書類などを残しておくと、現場や後任者は混乱します。不要品はきちんと処理し、必要な物だけを後任者に渡してください

退職の挨拶はスマートに

退職する際は、今までお世話になった方に必ず挨拶をしましょう。社内だけでなく、取引先や顧客など、これまで関わってきた方々へのお礼と報告をすることは、社会人としての常識です。もし、あなたが退職しても、会社はこれまでどおり取引先や顧客とつながっています。前任者の最後の対応が悪ければ、その後の取引に支障をきたす可能性もあります。できるだけ、後任者と一緒に直接取引先へ出向き、後任者の紹介と引き継ぎを兼ねて、挨拶や報告をしましょう。後任者と取引先担当者を直接引き合わせることで、今後のビジネスも円滑に進むはずです。

最後に

退職するということは、これまでの仕事の"まとめ"作業でもあります。もし、仕事が中途半端な状態のまま辞めてしまったり、突然退職してしまったりすると、残された方に大きな迷惑がかかります。また、転職する場合は新しい職場に悪い情報が伝わり、評価を下げてしまうかもしれません。中には「自分はもう辞めるから今後は関係ない」と、投げやりな対応を取る人もいますが、これまでの人間関係が何らかの形で今後に影響する可能性もあります。自分が前向きに再スタートを切れるように、そしてこれまでお世話になった方々と再会しても気持ち良く付き合えるように、退職するときは"円満"を目指しましょう。

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