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調査データ

約6割が職場で女性の活躍を実感!女性管理職の登用推進が大きなカギに

2018年5月17日

女性の就業者数が年々増加する中、優秀な人材確保や定着率を高めていくためにも、企業にとって女性活躍推進の取り組みは欠かせません。マンパワーグループは、正社員として働く20~50代の女性400名を対象に、現在の職場における女性の活躍状況について調査しました。実際に「女性が活躍している」企業の実態を知り、今後の施策のヒントにしてみませんか?

調査時期
2018年3月
有効回答
400人

目次

職場で「女性が活躍している」と感じている女性社員の割合は約6割

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正社員で働く女性400人に、「職場で女性が活躍している」と感じるか質問したところ、活躍していると「感じる」(59.0%)と回答したのは全体の約6割を占めました。半数以上の企業では、女性活躍推進の取り組みが積極的に行われているようです。それでは、どんな取り組みをしている企業に対して、「女性が活躍している」と感じているのでしょうか。

「女性が活躍している会社」のイメージ第1位は、「女性の管理職や役員がいる」

「女性が活躍している会社」のイメージ第1位は、「女性の管理職や役員がいる」


女性が活躍している会社のイメージを聞いたところ、「女性の管理職や役員がいる」(50.3%)、「性別にとらわれない業務分担/業務に偏りがない」(32.8%)、「女性を積極的に採用している」(30.0%)が上位を占め、男性と同様にキャリアを築けることがポイントになっているようです。また、「長く働いている女性社員が多い」(43.0%)、「育児や介護と仕事を両立させている女性社員が多い」(27.5%)も高い割合を占め、結婚、出産、育児などのライフプランと仕事を両立しながら、長く働き続けられる環境を求めていることがわかります。

「女性が活躍できない会社」はどんな会社?2人に1人が「男性優位の評価がある」と回答

「女性が活躍できない会社」はどんな会社?2人に1人が「男性優位の評価がある」と回答


反対に、女性が活躍できていない会社に対して抱くイメージを聞いたところ、「男性社員優位の評価がある」(48.8%)という回答が最も多い結果となりました。女性社員の約2人に1人が、男性社員優位の評価を行っている企業に対してネガティブなイメージを持っているようです。次に「女性の管理職や役員がいない」(32.3%)、「評価基準が男女不平等」(30.3%)や「男女で業務分担/業務に偏りがある」(29.5%)と続きます。「本部に行くと、圧倒的に男性が多い」(40歳/岐阜県)という声もあり、女性が活躍できない職場とは、男性優位の考え方が根強く残る企業をイメージする人が多いようです。

「働きやすさ」と「働きがい」が女性支援のポイントに

今回の調査では、正社員として働く女性の約6割が「女性が活躍している」と感じていることがわかりました。また、女性が活躍している会社のイメージでは、「女性の管理職者数」や「ライフプランと仕事を両立できる環境」、「業務の割り振りや評価体制における男女の平等性」が挙げられます。女性の活躍推進においては、「女性が働きやすいこと」と、「女性にとって働きがいがあること」を、両輪で実現していく必要がありそうです。

少子高齢化で生産年齢人口が減少していく今後を考えれば、女性社員の比率を高めることは、人材確保において欠かせないものです。女性が感じる性差をなくし、かつ、女性ならではのライフプランの悩みを解決するためには、管理職への登用、評価体系の見直し、能力開発、キャリア形成支援、継続就労の積極支援などの取り組みが重要となります。こうした取り組みにより、人材確保につながる企業のイメージアップが期待できるでしょう。

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