自己PRと志望動機の違い。書き分け方とは?

自己PRと志望動機の違い。書き分け方とは?

目次

履歴書や職務経歴書に自己PRと志望動機を記載しますが、ともすると内容が似通ってしまいがちです。それぞれを述べる目的から考えないと似たものになってしまうので、まずは何をするためのものなのかを確認しましょう。

自己PRは、自分の能力や人間性を通して、組織にどのように貢献できるのかをアピールするものです。志望動機では、その企業で働きたいと考えている理由を述べます。

「自己PR」の書き方

目的:
経験とスキル、やる気、人間性をアピールすること

コツ:
「前職での実績・経験」をもとに努力した「事実」と、転職先でも共通する「スキル」を探すこと。業務経験以外の「社外活動」などをアピールするのも、場合によっては有効です。

例:
『事務』に留まらず、全社に関わる幅広い業務に携わりました。現在の職場は比較的小規模で、一人ひとりの裁量が大きいといえます。私が担当する仕事も『事務』というカテゴリーでありながら、実際には一般事務・企画職事務・経理・総務など、広い範囲にわたるものでした。その中でも新人教育用マニュアルの作成を行った際に、マニュアルを読んだ新入社員から「分かりやすい」と言ってもらえ、そのマニュアルを参考に業務をしている姿が見られました。あらゆる職種を経験させていただいたおかげで、仕事の繋がりを把握することができ、役立つマニュアルが作れたのだと感じています。この経験を生かし、人事部門で新人教育に関わる仕事に携わりたいと考えています。

「志望動機」の書き方

目的:
何のために、あるいは何を目指してそこで働きたいのかという志望の目的を語る

コツ:
その業界についてよく知ることが大切です。なぜ自分がその業界で働きたいのか、その上で志望する会社の魅力、強み、弱みをまとめます。自分がその業界や会社でどんな目標をもって働くことができるのかを考えてください。例えば、業界のニーズや課題を知り、それに対して今まで自分が培ってきたスキルでの解決法を考え、実行したいという思いを企業に伝えることもできるでしょう。

例:
飲料メーカーで商品知識を得ていくうちに、製品を通して地球と共存することの大切さに気づきました。「水」という商品について、自然に配慮しながらお客様の手にわたっているというストーリーをお客様に伝えるようにしていました。自分が商品に対して愛着を持ち、お客様に共有していただくことで、売上面に大きく貢献することが出来たと思います。貴社は環境に配慮した製品のパイオニアとも言える存在で、さまざまなCSR活動を行っており、自然を本当に大切に考えて製品づくりをしている会社であるという印象を持っています。貴社において、自動車を通して地球と人が心地よく暮らすシーンを提案できる営業として活躍したいと思い、志望いたしました。

自己PRは人柄とスキルや経験のアピール、志望動機はそのスキルや経験を、志望会社に入ってどう問題解決に生かすか。その結論の違いを頭に置いて書き分けをしてみてください。

職務履歴書の自己PRの書き方については、こちらでも解説しています。お役立てください。

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