年俸制と月給制 それぞれのメリット・デメリットを解説!

年俸制と月給制 それぞれのメリット・デメリットを解説!

目次

グローバル化により年俸制が増えている

採用情報の中でも特に気になる給与条件。その中で、「月給●●万円」という表記に混じって、「年俸●●●万円」と書かれているのを目にしたことはありませんか?
日本の企業の多くでは、給与形態として「月給制」が普及しています。しかし、近年はグローバル化により、「年俸制」が増えてきています。

月々に一定の給与が支払われる月給制はなじみがありますが、年俸制はなかなかイメージがつきにくいもの。年俸制と月給制は、それぞれどのように違うのでしょうか。その概要と、メリット・デメリットについてお話しします。

年俸制と月給制の違いとは

・日本で親しまれてきた月給制
月給制は、毎月基本給が支払われ、そこに一定の手当が付きます。基本給の金額に特に影響しやすいのは、各社員の年齢や勤続年数。これに加えて、会社の業績や本人の成績に応じて夏季・冬季の賞与(ボーナス)が発生し、最終的な年収が決まります。

・成果主義と結びついている年俸制
年俸制は、給与の金額を1年単位で決定します。成果主義を基礎として生まれた給与形態で、金額に影響するのは仕事の成果や個人の能力です。
ただし、労働基準法で「毎月1回以上の支払いの原則」が定められているため、一括で支払われるということはありません。12分割して毎月支給するケースや、16分割して2カ月分の金額を夏季・冬季の賞与として支給するケースがあります。

残業代は別途支払われますが、初めから時間外手当込みでの金額を提示される場合もあります。
>みなし残業制度についてはこちら

・年俸制と月給制のメリット・デメリット
年俸制のメリットは、1年間に支払われる金額が決まっているため、長期的な計画が立てやすいことです。
デメリットは、どれだけ活躍しても直近の賞与の金額は変わらず、給与に反映されるのが翌年になってしまうこと。また、逆に成果を残すことができなかった場合は、翌年の年俸が減少してしまうリスクもあります。

一方、月給制のメリットは安定した給与が支給されること。デメリットとしては、年俸制のように、実力に応じた飛躍的な給与アップが起こりにくいことが挙げられます。

グローバル化により年俸制が増えている

グローバル間での競争を勝ち抜くために、優秀な社員を求める成果主義の企業が増える昨今。

そんな中広まりつつある年俸制は、1年間の仕事の成果を次年度の給与に反映させられる制度です。大きな結果を残せば飛躍的な年俸アップにもつながるため、モチベーションを上げやすいシステムだといえるでしょう。

まだ、なじみが薄く感じられるかもしれませんが、一度理解すればとてもわかりやすい制度です。採用条件を確認するときは、月給制との違いを理解したうえで、応募の参考にしてみてください。

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