調査データ
2017年8月22日
中途採用の面接回数は、企業の規模や経営方針などによって異なります。そのため、「実際のところ、何回行うのがベスト?」と悩む人事担当者も少なくはないでしょう。
そこで、マンパワーグループは、中途採用を行っている企業の人事担当者251名を対象に、中途採用の面接実施回数と、一次面接に割く時間について調査しました。
中途採用の面接回数について聞いたところ、「2回」(48.2%)という回答が最も多く、全体の約半数を占めました。 次いで、「1回」(34.3%)、「3回」(15.5%)が続き、「4回以上」は、全体の2.0%にとどまっています。
また、「1回」、「2回」の回答を合わせると8割を超えることから、中途採用の面接回数に関しては1~2回が定番のようです。その要因として、中途採用の応募者の場合、就業中だったり、複数の企業に応募していたりするため、時間の調整が難しいことが挙げられます。
中途採用における一次面接の時間について聞いたところ、「30分程度」(50.6%)が最も多く、約半数を占めました。
そのほかは、「15分程度」(17.5%)、「45分程度」(15.9%)、「1時間程度」(13.1%)がほぼ横並びに。企業によって、バラつきがあることがわかります。
面接時間の長短は、企業によって様々です。採用人数が多いために一人あたりに割ける時間が決まっている場合もあれば、逆に、少ない面接回数を補うためにじっくりと話を聞くスタンスの企業もあるようです。
今回の調査では、面接の回数は「2回」、一次面接の時間は「30分」との回答が全体の半数近くを占める結果となりました。
中途採用の場合、応募者の時間調整が難しいため、新卒採用に比べて少ない回数、短い時間で採用の合否を判断している企業が多いようです。また、面接時間については、例えば、「候補者を絞り込む一次面接は20分、最終的な採用を決める二次面接は45分」など、選考過程によって一人あたりに割く時間を変えるケースも考えられます。
まずは、採用担当者が「応募者を判断するために、どれくらいの時間を必要とするか」を把握することが重要です。応募者とのマッチング率を高めつつ、時間効率を下げない選考フローを組み立てましょう。