若年層派遣
- 業界
- 資材系商社
- 従業員人数
- 約150名
- エリア
- 首都圏
- 業務内容
- 営業事務
- 特徴
- 若年層の未経験者派遣、定着に課題のあるポジション
派遣利用の背景
経験者を採用するも、業務フローに合わず離職が続く
同社の営業事務業務は、受発注やデータ入力、納入管理など多岐にわたり、取引先ごとに異なる複数のシステムを同時に扱う必要があります。
そのため、従来の営業事務経験者であっても、業務の複雑さへの適応が難しく、定着に課題がありました。
また、業務習得には一定の時間を要するため、習得途中での離職が現場の負担増加につながっていました。
主な課題
- 経験者を採用しても定着せず、人員が安定しない
- 離職による業務運営への影響が繰り返し発生
- 未経験者採用に対するリスク判断が難しく、実施に踏み切りにくかった
人材派遣利用の決め手
このような背景から、ポテンシャルの高い未経験者を育成前提で受け入れることを提案しました。
経験がない分、既存のやり方にとらわれず、同社の業務フローや複数システムの操作を素直に受け入れやすいと考えたためです。
経験者の定着が難しい状況を踏まえ、業務特性に適応しやすい未経験者を育成前提で受け入れる方針を提案したことが、導入の決め手となりました。
契約の概要
派遣契約の内容
- 勤務日: 月~金
- 勤務時間: 9:00~17:30
- 契約期間: 長期(2年以上)
- 勤務形態: 出社、在宅なし
派遣社員への依頼業務
- 受発注業務:約30件/日
- 受注データ入力
- 商品納入までの管理
- 伝票作成
- 取引先からの問い合わせ対応
派遣したスタッフのスキル・経験
- 事務は未経験(事務職のキャリアを積みたいという意欲が高い)
- 販売職で培ったコミュニケーション力
- 初級OAスキル(Excel・Word入力)
マッチングのポイント

今回のマッチングのポイントは、業務フローを素直に吸収できる素養を重視しました。
特に確認したのは、決められた手順を一つずつ覚えようとする姿勢、分からないことをそのままにせず質問できること、業務量や問い合わせが多い場面でも落ち着いて対応できることです。
また、定型業務だけでなく、取引先ごとに異なる依頼や確認事項が発生するため、状況に応じて周囲に相談しながら柔軟に動ける点も重要なポイントでした。
導入による成果
未経験者の受け入れにあたり、段階的に業務を習得できる体制のもとで、標準的な業務からスタート。
当初は未経験者に対する不安もありましたが、段階的な育成体制のもとで業務習得が進み、営業事務業務を安定的に担えるようになりました。
一つひとつの業務を着実に覚える姿勢が評価され、複雑な業務にも順応。結果として、これまで定着が課題であったポジションにおいて、長期的に活躍できる人材の確保につながっています。
管理職・人事視点でのポイント
本事例は、経験者の定着が難しかったポジションに対し、未経験者の育成を前提とした受け入れにより、人材の定着を実現した点が特徴です。
- 業務特性に応じて、経験者ではなく未経験者を選択することで適応しやすくなるケースがある
- 素直さや学習意欲といったポテンシャルを重視することで、長期的な定着につながる
- 育成を通じて業務整理やマニュアル化が進み、組織全体の業務改善にも寄与
このように、人材要件を見直すことで、人材確保と定着の両立につなげられる点も重要なポイントといえます。