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就活生の約半数が内定承諾後の就職活動を継続。内定承諾後も就活を継続したリアルな理由とは?

2023年9月 4日

新卒採用で人事担当者が頭を悩ませるものの一つが「内定承諾後の辞退」です。
厚生労働省・文部科学省が発表した「令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在) 外部リンク」によれば、大学生の就職率は97.3%で、就職率は3年ぶりに1.5ポイント上昇しました。
コロナ禍からの経済回復に伴い、企業の採用意欲は高まっている状況で、コロナ以前の売り手市場へと揺り戻ししつつあるといえそうです。

新卒人材の獲得がますます厳しくなり、内定承諾後の辞退が発生しないように努めることも重要な課題となるでしょう。
そこでマンパワーグループでは、社会人3年目までの男女400名を対象に、「内定承諾後の就職活動」について調査しました。

調査時期
2023年7月
有効回答
22歳~29歳の社会人3年目までの男女 400名

目次

学生時の就活でエントリーした企業数で最も多かったのは「6〜10社」

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社会人3年目までの男女400名を対象に「学生時の就職活動でエントリーした企業数」を聞いたところ、全体では「6~10社」(17.8%)という回答が最も多く、全体の2割弱を占めていました。次いで「4~5社」(15.0%)、「2~3社」(11.3%)の順になっています。全体でのエントリー企業数の平均は約14社(※注)で、男性が12.4社である一方、女性は15.9社となっており、エントリー企業数は男性よりも女性のほうが多いことがわかりました。

(※注)平均の数値は、各選択肢の中間値を回答数と掛け合わせて算出

全体の50.5%が内定承諾後の就職活動を「継続した」と回答

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企業から内定をもらい内定承諾をした後も、複数の内定確保を目指して引き続き就職活動を行ったか聞いたところ、全体では「就活を終わらせた」が49.5%だったのに対し、「就活を継続した」が50.5%とわずかに多いものの、およそ半々という結果になりました。

男女別に見ると、男性のほうが「就活を継続した」と回答する比率が高く、男性は57.5%、女性は43.5%となっています。

内定承諾後も就職活動を継続した理由とは?リアルな声を紹介

内定承諾後も就職活動を継続した理由については、より志望度の高い企業の選考がまだ残っていたという声や、より自分にマッチする企業に入社したいと考えていたという声が多く見られました。また、多くの選択肢を持った上で、最終的な結論を出そうと考えていた人も少なくはありませんでした。

この背景には、複数企業の採用選考が続く中で内定承諾を迫られたことから、一時的に承諾したという状況があることもうかがえます。また、コロナ禍の影響など、不安定な社会状況の中で内定先を押さえておきたいと考えているようです。

さらに、自分自身の就職活動を追求するために、希望に沿わない企業の内定も承諾したというケースや、就職活動そのものを“人生経験を積む一つの機会”と捉え、内定承諾をした後にも活動を続けたケースもありました。

  • 第2志望の企業から内定をいただき、第1志望の会社の選考がまだ残っていたため(男性・22歳/入社2年目)
  • 他の会社にも興味があったが、内定承諾を待ってもらえなかったから(男性・24歳/入社1年目)
  • 多くの企業の中から、自分に合った職場を見つけたいと思っていたから(男性・28歳/入社1年目)
  • 就活に集中できるのはこの時しかないため、やれるだけやろうと思った(女性・23歳/入社1年目)
  • コロナ禍の就活で不安があったから(男性・28歳/入社3年目)
  • 内定取り消しの恐れがあると考えたため(男性・24歳/入社2年目)
  • どのぐらい内定がもらえるか知りたかった(女性・24歳/入社2年目)
  • 何事も経験の一つ。これから先このような経験はできないから(男性・23歳/入社1年目)

内定承諾後も活動を継続した人が「内定を受けていた企業数」は「3社」が最多

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内定を受けていた企業数の平均は「約3.1社」(※注)で、男女の差はあまり見られず、男性「3.2社」、女性「2.8社」となりました。内定承諾の意思を伝えた社数の平均は「約1.5社」(※注)で、男性は「1.5社」、女性は「1.4社」となっており、男女における大きな差はないようです。

一方、「内定承諾後も就職活動を継続した」と回答した人については、「内定を受けていた企業数」は、「3社」(33.2%)が最も多く、「2社」(30.2%)が3割台で続きます。「内定承諾の意思を伝えた企業数」は、「1社」(64.4%)が最も多く、次いで「2社」(24.3%)、「3社」(6.9%)という結果となりました。

(※注)平均の数値は、各選択肢を回答数と掛け合わせて算出

採用直結型インターンシップも解禁された今、学生との関係構築がより重要な課題に

今回の調査では、就活生の約半数が内定承諾後の就職活動を継続していたことがわかりました。また、「内定を受けていた企業数」の平均は「約3.1社」、内定承諾の意思を伝えた社数の平均は「約1.5社」という結果になり、内定承諾後に辞退をしたケースも少なくはないようです。

2025年卒(25年4月入社)以降は、学生の評価など企業がインターンシップで得た情報を採用活動にも活用できるようになり、実質的に採用直結型インターンシップが解禁されたといえます。 今後は、自社の認知を高め、応募者を増やすことだけでなく、「選考の中で学生とどのような関係性を構築するか」が非常に重要になるでしょう。内定承諾後の辞退を防ぐためにも、いかに継続性を持って学生とのつながりを深めていくかが大きな課題になるといえそうです。

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また、アンケートの結果は調査時点に基づいたものであることにご留意ください。

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