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ヘッドハンティング会社の候補者探しの方法について、「どのように候補者を発掘するのか?」「どのように自分に辿りついたのか?」と気になったことはありませんか。
マンパワーグループには、ヘッドハンティング事業を手掛けるプロハント株式会社というグループ会社があり、クライアント企業や候補者からもこのようなご質問を受けることがあります。
では、どのようにしてヘッドハンティング会社が候補者をリサーチしてくるのか、情報源はどこにあるのか、プロハント株式会社の事例を交えてご紹介します。
ヘッドハンティング会社とは、人材紹介会社の一種です。
人材紹介会社は、大きく「登録型」と「サーチ型」に分かれており、一般的に「人材紹介会社」と呼ばれているのは「登録型」の人材紹介会社です。
「登録型」は、募集企業の要望に合致する人材を、自社が所有する転職を希望する人材のデータベースの中からマッチングを行います。
ヘッドハンティング会社は「サーチ型」と呼ばれており、自ら候補者を探し出しスカウトを行うのが特徴です。ヘッドハンティング会社がアプローチする対象は、自発的に登録してきた転職希望者だけではなく、今は具体的な転職活動はしていないものの、いつか転職を検討したいと考えている転職潜在層も含まれています。
ヘッドハンティングのサービス内容についてさらに知りたい方は、「ヘッドハンティングの基礎知識とサービス利用の注意点」も是非ご覧ください。
前述のとおり、ヘッドハンティング会社は「現時点では転職活動をしていない・転職希望が顕在化していない層」をもターゲットとしています。
「転職希望者だけで形成された転職マーケット」に頼らないことが、ヘッドハンティング会社の優位性です。
したがって「ヘッドハンティング会社の強み=リサーチ手法(情報源)」といっても過言ではありません。一般的にヘッドハンティング会社が利用する情報源の一例は以下のとおりです。
一般的なヘッドハンティング会社の情報源 一例
上記をはじめとする数々の情報源から、依頼された業務に適合すると思われる候補者を見つけ、更なる情報収集を行い、本人とコンタクトを取っています。
候補者を発掘するのは容易いことではありませんが、交渉作業はさらに困難です。しかしながら、ここがヘッドハンターの腕の見せどころです。
このようにして、企業と人材を結びつけるヘッドハンティングの手法は、それなりに時間がかかりますが、企業側と候補者の求めるものをじっくりとブラッシュアップしていくため、入社後のアンマッチという話は、ほとんど聞きません。
大量採用には向いていないものの、募集するポジションによっては、効果的な採用手法のひとつです。
ヘッドハンティングでの採用が向いているポジションの特色などについては、「求人広告では見つからない人材とは | 応募がない理由と打開策」で詳しく解説しています。
また、最近では30代~40代を中心とするいわゆる部長、課長などの中間管理職、あるいは専門職などに就いているミドル人材とよばれる層でもヘッドハンティングは活用されています。詳細は、「ミドルハンティングとは?メリットや依頼までの流れを解説」をご覧ください。
実際にプロハント株式会社にご依頼のあったヘッドハンティングでのスカウト事例をご紹介します。
業界を問わず、クライアント企業より採用についてのご相談が増えているのが、AI・機械学習エンジニア/データサイエンティストです。公募しても候補者が集まらず、採用に苦戦する企業が増えています。
A氏発表の論文から、ご経験やご志向を把握した後にコンタクトを実施。
A氏本人との数ヶ月の交渉の後、企業へのご紹介・決定へと至りました。
ポジションによってリサーチの難易度や、情報源も様々です。
採用を検討されるポジションがございましたら、お気軽にご相談ください。
ヘッドハンティングの利用を検討されている方向けに、企業がどういった理由でヘッドハンティングを使用するのかという背景、およびヘッドハンティング利用時の料金体系について解説したコラム「企業がヘッドハンティング会社を利用する背景とその費用」も公開しています。併せてご覧ください。
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