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現在、売り手が強い力を持つ人材市場において、経営者・役員(将来的な候補者含む)などの「キーパーソン」とされる人材の採用では、特に採用手法が限られるうえ、費用も時間もかかり、企業担当者が採用戦略に頭を悩ませるケースが多々見受けられます。
「キーパーソン」の採用にはヘッドハンティング会社(サーチ会社)を使うのが有効な手段です。今回は、マンパワーグループのサーチ型ヘッドハンティング会社「PRO-HUNT」に寄せられる相談事例と、ヘッドハンティング会社を利用した場合の費用面についてご紹介します。
ご相談いただくポジションは、管理系/営業系/エンジニア系と様々ですが、依頼に至った背景は大きく以下の3つに分けられます。
①採用ができない(全く応募者がいない)
②妥協せず優秀な人材を採用したい
③秘密裏に進めたい
①のケースが最も多く、細分化すると「企業のネームバリューが低い」「想定年収が低い(要望と乖離)」「本社が地方で人が集まらない」などの理由が挙げられます。このようなケースでは、クライアントよりも規模の小さい企業をスカウトのターゲットにする等、理由を明確化し、打開策を提案したうえで活動を行ないます。
②は、将来の経営幹部候補を見越した採用を実施されるケースです。サーチ期間を長くとり、じっくりと候補者を見極めます。
③は新規プロジェクト・新規海外展開などでご相談の多いケースです。
求人広告に掲載した場合、約1ヶ月の掲載で150~300万円程度の掲載費用がかかります。
登録型の人材紹介会社の手数料は年収の25~35%が相場と言われています。年収1,000万円の方を採用すれば、250~350万円の手数料が発生します。
ヘッドハンティング会社は専門分野も手数料体系も様々ですので、大まかに分類した比較表を掲載いたします。
A社 | B社 | C社 | D社 | |
---|---|---|---|---|
手数料 | 着手金50~100万円 +年収×40% |
800~1,000万円 | 900~1,500万円 | 1,000~2,000万円 |
得意業界 | 全業界 (主にIT) |
全業界 (主に製造業) |
製造業 | 金融業界 |
候補者レイヤー | 若手(20代~30代) | 中間管理職~ エグゼクティブ |
エグゼクティブ | エグゼクティブ |
様々な手数料体系とはいえ、総額600~1,500万円がヘッドハンティング会社の手数料の大体の相場です。登録型の紹介会社や広告掲載に比べると倍以上の金額にはなりますが、理想的な人材を採用できる可能性は格段に高まります。
ただし、金額が大きいため、サーチプロセスや採用スケジュールについて、ヘッドハンティング会社とは綿密にすり合わせを実施することをお勧めします。
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